ミゲル・アンヘル・ヒル・マリンが、ポルトガル代表FWジョアン・フェリックス(23)の今冬退団の可能性を認めた。スペイン『マルカ』が伝えている。
フェリックスは、2019年7月にベンフィカから1億2700万ユーロ(約182億円)という破格の移籍金で、アトレティコへと完全移籍。当時、バルセロナに移籍したフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンの後継者として大きな期待がかけられていたが、これまで公式戦129試合で33ゴール18アシストと、期待値ほどの結果は残せていない。
さらに、ここ最近では以前から確執が伝えられるディエゴ・シメオネ監督との関係がさらに悪化しており、選手自身はこのままアルゼンチン人指揮官が指揮を執り続ける場合、クラブに対して退団を要求する構えだ。
そういった中、今冬の移籍も取りざたされるフェリックスの去就に関して、ヒル・マリンは『TVE』のインタビューでその可能性を認めている。
「彼との契約は、クラブがその歴史の中で行った最大の賭けだった」
「彼はワールドクラスのトッププレーヤーだと思うが、監督との関係、彼のプレー時間、彼のモチベーションを考えると…。プレーヤーにとってもクラブにとっても良い選択肢があれば、それを検討するのが道理だろう」
「彼が去るかもしれないと考えるのは理にかなっているが、私は彼にこのまま残留してもらいたいと思っている。だが、それはプレーヤーの計画ではない」
また、6日に行われたFIFAワールドカップカタール2022の決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)のスイス代表戦を6-1で勝利した後、ジョアン・フェリックスは「今はワールドカップに参加している。代理人は何も言わないし、僕も知りたくない。代表チームに集中している」と今後の動向について明言を避けたものの、「ここでのプレー方法はアトレティコとはまったく違うし、喜びも違う」と代表チームと所属クラブを比べるような発言をしたことから、アトレティコ・マドリーとの関係悪化が指摘されている。
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