アトレティコに最後まで馴染めなかったJ・マルティネス、シメオネは「私の敗北にほかならない」

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ディエゴ・シメオネ監督が、冬の移籍市場で広州恒大に移籍したFWジャクソン・マルティネスについて言及した。

昨夏にアトレティコに移籍金3500万ユーロで加入しながら、4ゴールを記録するにとどまり、移籍金4200万ユーロで広州恒大へと渡ったJ・マルティネス。同選手はアトレティコ加入当初からチームメートとある程度の距離を置き、「彼の考えていることは誰も分からない」と言われていたという。そのためピッチ上でも分かり合うことはかなわず、シメオネ監督、キャプテンたちからそのプレーについて叱責を受けることすらあったようだ。

そしてシメオネ監督は5日にリーガエスパニョーラ第23節エイバル戦の前日会見に出席し、初めてJ・マルティネスの退団について言及。コロンビア代表FWとの間にわだかまりなどなく、広州恒大移籍が円満に成立したことを強調しながらも、選手がアトレティコで成功を収められなかったことは「私の敗北」としている。

「彼は情熱と期待でもって仕事に取り組んでいたが、両者にとって最善の決断を下すことになった。落ち着きはらって見出した解決法であり、これからどこで会ったとしても、互いの目を見ながら挨拶を交わすことができる。彼はチームに馴染み、全力で競争に臨む努力をしてくれた。それこそが重要なんだ。彼の幸運を願っているよ」

「しかし、もし選手が期待していたようなプレーを見せられなかったら、責任は私にある。ジャクソンがここでプレーし続けなかったのは、私の敗北にほかならない。しかし、それもサッカーの一部であり、自分がプレースタイルを変えることはない。自分の望むやり方でプレーし続けてくれる選手たちがいる限り、変わることなどないんだ」

なおJ・マルティネスは5日にアトレティコの練習場を訪れ、コーチングスタッフ、選手たちに別れを告げている。

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