セレソ会長「J・マルティネスは適応できなかった」 広州恒大との取引成立には満足

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どんなに素晴らしい選手であれ、移籍にはリスクが伴うものだ。アトレティコ・マドリーのエンリケ・セレソ会長は、この夏ポルトから加入したFWジャクソン・マルティネスが最後までチームに適応できなかったと認めている。

ポルトガルリーグ3年連続得点王という肩書を引っ下げてスペインに移籍したJ・マルティネスだが、アトレティコでは公式戦19試合に出場して3得点しか挙げられなかった。適応に苦しんだ同選手は今冬の市場で移籍金4200万ユーロ(約55億円)を残して広州恒大へと渡った。

スペイン『カデナ・セール』のインタビューを受けたセレソ会長は、J・マルティネスの移籍に際して次のように話している。

「広州恒大は素晴らしいクラブだ。移籍はジャクソンにとって良いものとなるだろうし、中国で優勝争いをしている広州恒大にはジャクソンの加入が大きなプラスとはるはずだ。可哀想なことに、ジャクソンはアトレティコでは状況に適応しなかった」

「適応は難しいということだろう。ジャクソンは素晴らしい選手だが、ここでは運がなかった。ただ、この取引は3者にとって最善の決断だった。買い取ったクラブ、売却したクラブ、移籍を決断した選手の全員にとってね」

今冬の市場では、中国クラブの“爆買い”が話題を呼んだ。セレソ会長は、ビッグオファーを断るのは困難だと明かしている。

「ジャクソンは今冬のマーケットで獲得したいと望まれる選手だった。(今回の移籍金に)ふさわしい価値のある選手だよ。そういったオファーにノーを言うのは難しい」

「サッカー選手のキャリアはそれほど長くない。決定的な数年間があるだけだ。おそらくジャクソンはキャリアの終盤に向けて良い機会になると思ったのだろう。アトレティコでは多くの試合に出場したわけではないが、それは彼の評価を下げることにはつながらない」

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