アトレティコ、クラブ・ブルッヘとドローでCLグループ敗退の危機…最後まで起用されなかったJ・フェリックスはビブスを脱ぎ捨てる

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アトレティコ・マドリーは12日にチャンピオンズリーグ・グループB第4節、本拠地メトロポリターノでのクラブ・ブルッヘ戦に臨み、スコアレスドローで試合を終えた。

グループ第3節までを1勝2敗で終え、ベスト16進出のためにはほとんど後がない状況に追いやられたアトレティコ。先週のクラブ・ブルッヘ戦は完敗とも言える内容だったが、5-3-2システムで2トップにアンヘル・コレア&グリーズマンを起用したこの一戦の前半は、打って変わってベルギーの雄相手に攻勢を見せた。

クラブ・ブルッヘの陣地で試合を進めるアトレティコは、次々に決定機を手にしていく。しかしレマルのスルーパスからグリーズマン、その次にグリーズマン&コケとのワン・ツーからアンヘル・コレアが放ったシュートはいずれもGKミニョレに阻まれ、さらに最終ラインを抜け出したA・コレアのクロスからサウールがネットを揺らしてもオフサイドの判定に。その後もグリーズマンを中心にチャンスを迎えていったアトレティコだが、やはりチャンスを物にできず、スコアレスのまま試合を折り返した。

後半、アトレティコはグリーズマン&A・コレアがシュートチャンスを迎えていくも、決めきれない状況は変わらない。50分を過ぎると彼らの攻勢はやや衰ええ、クラブ・ブルッヘが攻める時間が増えていった。シメオネ監督は60分、自分たちの攻勢の流れを変えないため、反対に点が入らない流れを変えるために選手交代を敢行。60分にA・コレア、レマル、コケとの交代でカラスコ、デ・ポール、モラタを入れ、73分にはサウールをクーニャに代えた。

4枚を代えたアトレティコだったが、以前の勢いを取り戻すことはできず、アタッキングサードで攻めあぐねる様子が目立つ。シメオネ監督は73分に最後の交代カードを切り、グリーズマンとの交代でヴィツェルを投入し、中盤の筋肉量とダイナミズムを増やす。なおアップし続けながら出場機会を与えられなかったジョアン・フェリックスは、ギプスを投げ捨ててベンチへ戻り、そのビブスはネルソン・ビバス助監督が拾っている。

83分、ヴィツェルを倒したカマル・ソワーが2枚目のイエローカードで退場となり、アトレティコが数的優位に立つ。しかしCKからモラタの放ったシュートがミニョレに弾かれるなど、シメオネ監督のチームはその優位性を生かすことができず、結局クラブ・ブルッヘと勝ち点1を分け合っている。なお試合後、アトレティコの面々は6万人の観客にピッチから感謝を告げたが、J・フェリックスだけはピッチに姿を現さなかった。

これでグループBの順位は首位クラブ・ブルッヘ(勝ち点10)、2位アトレティコ(勝ち点4)、3位ポルト(勝ち点3、1試合未消化)、4位レヴァクーゼン(勝ち点3、1試合未消化)に。同日のレヴァークーゼン対ポルトの結果次第でもあるが、アトレティコはグループステージ敗退の危機が迫っている。


ATLÉTICO 0 – 0 BRUJAS

Atlético de Madrid: Oblak; Molina, Savic, Giménez, Reinildo, Saúl (Cunha, 73’); Koke (De Paul, 60’), Kondogbia, Lemar (Morata, 60’); Griezmann (Witsel, 79’) y Correa (Carrasco, 60’).

Brujas: Mignolet; Odoi, Mechele, Sylla; Skov Olsen (Meijer, 50’), Nielsen, Onyedika, Vanaken, Buchanan (Mata, 83’); Sowah y Jutglá (Balanta, 73’).

Árbitro: Danny Makkelie (Holanda). Roja por doble amarilla a Sowah (83’ y 83’). Mostró tarjeta amarilla a los locales Savic (45’) y Kondogbia (80’); y a los visitantes Buchanan (43’), Rik de Mil (banquillo)(45’), Vanaken (46’) y Mignolet (90’).

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