バルサとアトレティコがグリーズマンの完全移籍で合意

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(31)の完全移籍に関して、アトレティコ・マドリーとバルセロナが合意に至った模様だ。スペイン『ESPN』など複数国内メディアが報じている。グリーズマンは2019年夏に1億2000万ユーロ(約171億円)でアトレティコからバルセロナに加入。しかし、その新天地では思うような活躍を見せられず、昨夏古巣へ買い取り義務付きの2年間のレンタル移籍で復帰することになった。

両者の契約にはプレー可能な時間の50%以上をプレーするという買い取り条項が設定されており、2021-22シーズンには公式戦39試合に出場(8ゴール7アシスト)し、81%プレーしていた。

しかし、財政問題を抱えるアトレティコは、費用対効果の悪いグリーズマンの4000万ユーロ(約57億1000万円)での買い取りを避けるため、今シーズンはディエゴ・シメオネ監督の承諾を得て、30分以下の出場時間の制限を設けていた。

一時はアトレティコの対応に対して、法的措置を辞さない構えを見せていたバルセロナだが、不良債権であるグリーズマンの売却を実現させるため態度を軟化。

ここに来てアトレティコ側の移籍金の大幅な減額という要求を呑む形で、2000万ユーロ(約28億6000万円)強の金額での売却を受け入れたようだ。

なお、両者の合意を裏付けるかのようにグリーズマンは、インターナショナルマッチウィーク前のレアル・マドリーとのダービー、直近のクラブ・ブルージュ戦でいずれもフル出場を飾っており、近日中にも完全移籍移行が公式にアナウンスされる見込みだ。

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