4日にチャンピオンズリーグ・グループB第3節、アウェーでのクラブ・ブルッヘ戦に臨むアトレティコ・マドリー。前日会見に出席したディエゴ・シメオネ監督は、前試合セビージャ戦で高パフォーマンスにつながったFWマテウス・クーニャの左サイドハーフ起用、それに伴う4-5-1システムについて語っている。
アトレティコは昨季からの不調を引きずり、先にマドリーダービーで1-2で敗れた際には「いつの間にかレアル・マドリーとは大きく水を開けられてしまった」との論調がメディアを賑わせていた。しかし前試合のセビージャ戦、DFホセマ・ヒメネス&DFステファン・サビッチの復帰でMFアクセル・ヴィツェルを加入後初めてアンカーで起用し、そしてクーニャを左サイドハーフに配する4-5-1を使用すると、会心とも呼べる内容で2-0の勝利を飾っている。
シメオネ監督はセビージャ戦の内容を受け、ここ数年のメインシステムだった3/5バックではなく、再び4バックを使用していくのだろうか。そのことを会見で問われると、次のように返答した。
「セビージャ戦のシステムを維持するかどうか? 私たちは11年間ここで仕事に取り組んでいるが、おそらく試合中にシステムを維持したことはなかったはずだ。あの試合も違うことをしたわけではない。チームのための解決法を探しただけだよ。私たちは対戦相手が何をしてくるかも考慮に入れ、それぞれの状況で打撃を与える方法を模索している」
「クーニャの左サイドハーフでの起用について? マテウスは練習に素晴らしい形で取り組んできた。もっと出場時間を得るに直するし、今回は新しいポジションでチャンスを与えたということだ。ただ彼は以前に所属したチームでも、そのポジションでプレーしていた。私は何度も目にしていたんだ」
「私たちは同じチームの中で異なる状況をつくり出すことを決断した。その昔、アドリアンとジエゴ・コスタを併用するためにやったことだ。チームにまた異なる可能性を与えるものだし、気に入ったよ。そのオプションは大きな可能性になり得るね。私たちがクーニャはそこで使ったのは初めてで、時間とともにもっと良くなっていくはずだ」
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