10月1日のラ・リーガ第7節、アトレティコ・マドリーは敵地サンチェス・ピスフアンでのセビージャ戦に2-0で勝利した。
インターナショナルウィーク前のマドリーダービー敗戦で、実践しているフットボールへの疑いがさらに深まったシメオネ監督率いるアトレティコと、成績不振によりロペテギ監督自身に対する疑いが膨れ上がっているセビージャの対戦。シメオオ監督はヒメネス、とりえわけサビッチの復帰をきっかけに5バックではなく4バックのシステムを使用し、ここまでセンターバックを務めてきたヴィツェルをボランチとして初めて起用した。まジョアン・フェリックスをベンチに置き、モラタとクーニャの2トップにしている。
アトレティコは序盤のセビージャのプレッシャーをうまくかいくぐって、その後にゲームを支配。そして29分、2021年5月1日以来、47試合ゴールから遠ざかっていた男がゴールを決めた。マルコス・ジョレンテである。アトレティコはセビージャの自陣深くからのスローインでボールを奪取し、コケが浮き球で逆(右)サイドに展開。ペナルティーエリア手前右でそれを受けたM・ジョレンテは、巧みトラップからエリア内に入り込み、右足のグラウンダーのシュートを決め切っている。
アトレティコは先制後も主導権を握り続けて1-0のまま試合を折り返し、ピスフアンは自チームの不甲斐ないパフォーマンスに怒りの指笛を浴びせる。そうして迎えた後半、アトレティコは57分に再度のセビージャのミスから追加点を獲得。GKオブラクのゴールキックをカルモナがクリアし損ねると、このボールを拾ったクーニャのお膳立てから、モラタが巧みなループシュートを決めている(スペイン代表戦に続くゴール)。
シメオネ監督は60分にそのモラタ、さらにはサウールとの交代でグリーズマン、カラスコを投入。さらに71分にはコケ、クーニャも下げてアンヘル・コレア、コンドグビアもピッチに立たせた。アトレティコはその後、セビージャの攻撃を跳ね返し続けながら、A・コレアやグリーズマンが決定機を迎えていくも決め切れず。それでもGKオブラクの好守もあってセビージャに1点を返すことも許さず、2点リードのまま試合終了のホイッスルを迎えている(なお終盤にはネルソン・モリーナが痛め、代わりにJ・フェリックスが投入された)。
2試合ぶり勝利のアトレティコは勝ち点を13として暫定で5位浮上。セビージャの成績は1勝2分け4敗となり、いよいよロペテギ監督の首が危うくなってきた。
なおアトレティコは、主将コケがこの一戦で同クラブ通算出場数を554試合として、鉄人アベラルド氏を1試合上回って歴代最多出場の新記録を樹立している。
SEVILLA 0-2 ATLÉTICO DE MADRID
Sevilla: Bounou, Carmona, Salas (Navas, min. 46), Nianzou (En-Nesyri, min. 67), Rekik (Telles, min.28), Gudelj, Delaney (Rakitic, min.46), Lamela, Isco, Óliver Torres (Papu Gómez, min. 67) y Dolberg.
Atlético de Madrid: Oblak, Molina (João Félix, min. 87), Savic, Giménez, Reinildo, Llorente, Witsel, Koke (Kondogbia, min. 72), Saúl (Carrasco, min. 61), Cunha (Correa, min.72) y Morata (Griezmann, min. 61).
Árbitro:
Ricardo de Burgos, quien amonestó a los locales Isco (11’), Delaney (31’) y Gudelj (81′) y a los visitantes Witsel (38’) y João Félix (93’).
GOLES:
0-1, min. 29, Llorente
0-2, min. 57, Morata
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