0-3 |
Atlético de Madrid
Leo Franco;
Velasco, Pablo Ibáñez, Perea, Antonio López;
Maxi Rodríguez (Valera, m.66), Zahínos, Luccin, Petrov;
Fernando Torres, Kezman (Gabi, m.66).
Real Madrid
Casillas;
Míchel Salgado (Diogo, m.41), Sergio Ramos, Iván Helguera, Roberto Carlos;
Pablo García; Beckham, Raúl, Zidane (Guti, m.54);
Baptista (Robinho, m.69); Ronaldo.
Goles
0-1: m.8: Ronaldo, de penalti.
0-2: m.60: Ronaldo
0-3: m.92: Perea (P.P.)
Atlético de Madrid: Kezman (m.7), Luccin (m.34), Pablo Ibáñez (m.40), Petrov (m.42), Perea (m.63)
Real Madrid: Míchel Salgado (m.22), Pablo García (m.46).
Atlético de Madrid: Antonio López (m.6)
Árbitro: Bernardino González Vázquez (Comité Gallego)
Estadio: Vicente Calderón
Espectadores: 60.000
マドリー・ダービーはたった8分で終わってしまった。試合が盛り上がる暇もなく、アントニオ・ロペスがエリア内でラウルを引っ掛けて退場。ゴンサレス・バスケス主審はためらいもなく彼にレッドカードを提示し、PKを指さした。たった5分でダービーが終わってしまうのは誰にとっても悲しいことだが、この判定に抗議できる者はいないだろう。そしてロナウドがこのPKをきっちりと決め、ついにレアル・マドリーは暫定首位に立っている。
PKにショックを受けていたアトレティコ・マドリーに対し、レアル・マドリーは先制して数的優位に立つという自らの幸運を活かしきることが出来ない。レアル・マドリーがもたもたしている間に、少しアトレティコが息を吹き返すものの、何とか作ったチャンスもむなしく、夢の逆転は決して現実となることはなかった。
前半を通して、アトレティコの選手たちはむなしい抗議を続ける間に、主審から数多くのイエローカードをもらった。この不可解なほど手厳しい判定に加え、セルヒオ・ラモスがレアル・マドリーの守備で頭角を現し、さらにサルガドが故障してディオゴと交代したことが前半最大の見所だった。
後半に入ると、時間の経過と共にアトレティコの士気は沈んでいった。レアル・マドリーの怠け気味の守備を崩すことが出来ないアトレティコは、フェルナンド・トーレスとペトロフが孤独に相手陣内に切り込んでいく。しかしルシェンブルゴ監督はここでジダンをベンチに下げ、グティを投入。これでたるんだ空気が一掃され、さらにはグティの素晴らしいアシストからロナウドが絶好のチャンスを難なく決めて、これで追加点となる。
こうなると後は予想通りの展開。カシージャスは相手のわずかなチャンスをきっちりとしとめ、セルヒオ・ラモスとパブロ・ガルシアは数少ないアトレティコのチャンスをさらに摘み取っていく。ただ、最後の瞬間にレアル・マドリーにとっては最悪のシーンがやって来た。後半ロスタイムにペレアがオウンゴールでレアル・マドリーの3点目をお膳立て。しかしその瞬間に彼と交錯したロナウドが、頭を抱えて担架で運ばれていったのである。大したことがなければいい。ロナウドのケガも…、そしてアトレティコのこの日の出来も。
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