今季は“切り札”のグリーズマン、シメオネ監督が起用法に言及「最も重要なタイミングで…」

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ディエゴ・シメオネ監督が、29日に行われたラ・リーガ第3節のバレンシア戦を振り返った。スペインメディア『マルカ』が同監督のコメントを伝えている。

 ラ・リーガ開幕戦のヘタフェ戦を3-0で制したアトレティコ・マドリーだったが、続く第2節のホーム開幕戦となったビジャレアル戦では0-2とまさかの完敗を喫した。迎えた今節は敵地で同じく1勝1敗の成績だったバレンシアと対戦。試合は66分にフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンが挙げたゴールが決勝弾となり、アトレティコ・マドリーが今季2勝目を手にしている。

 昨季のラ・リーガではわずか3ゴールに終わっていたグリーズマンは、早くも今季2ゴール目を記録。昨夏にバルセロナからのレンタル移籍でアトレティコ・マドリーに復帰したものの、“絶対的エース”に君臨していたバルセロナ移籍前ほどの輝きは放てておらず。昨季はスタメンでプレーすることの方が多かったが、今季は全3試合で途中出場に。1試合あたりおよそ30分弱のプレー時間で結果を残している。

 バルセロナからの買い取りオプションの関係でプレー時間を制限しているとの声もある中、シメオネ監督はグリーズマンの起用法についてコメント。「ここ数試合で見せているように、彼は今の自身の役割を理解し、期待に応えてくれている。チームにとって最も重要なタイミングで、彼には万全の状態でピッチに立っていてもらわなければならないんだ」と話した。直接的な明言は避けたものの、あくまで戦術的観点から“切り札”のような起用法をしているという。

 また、この試合では前半にバレンシアのアメリカ代表MFユヌス・ムサが強烈なミドルシュートを突き刺したが、VARで直前のファウルが確認され、“ゴラッソ”は取り消しに。その後にはアトレティコ・マドリーのスペイン代表FWアルバロ・モラタを倒したポルトガル人DFティエリ・コレイアにレッドカードが提示されたものの、VARの結果イエローカードに変更された。シメオネ監督はレフェリーのジャッジにも言及。「バレンシアの先制シーンでは直前に明らかなファウルがあった。レフェリーは見ていなくて、ゴールが決まってしまい、そしてVARで確認したんだ。モラタのシーンではゴール方向でなかったから、イエローカードに変更されたのだろう。常になるようにしかならない。終わったことはもう変わらないよ」と語っている。

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