アトレティコ・マドリーがトッテナムのスペイン代表DFセルヒオ・レギロン(25)の獲得を決定的なものにしたようだ。
アトレティコではブラジル代表DFレナン・ロディ(24)のノッティンガム・フォレストへの売却が迫る。すでに同選手は28日にホームで行われたトッテナム戦のスタンドで観戦する姿が中継カメラでも確認されており、移籍は確実だ。
そういった中、左サイドバックとウイングバックの後釜補強に動いていたシメオネ率いるチームは、トッテナムで構想外のレギロン獲得に近づいている。
移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、レギロンは29日にマドリード入りし、メディカルチェックを受診予定だという。移籍形態は買い取りオプションが含まれない1年間のドライローンになるという。
レアル・マドリーのカンテラ出身で2019-20シーズンにレンタル加入したセビージャで台頭したレギロン。その後、マドリーから2020年夏にトッテナムに加入し、昨シーズンは公式戦31試合2ゴール3アシストの数字を残した。
ただ、アントニオ・コンテ監督の評価は芳しくなく、韓国へのプレシーズンツアーメンバーからも外された。クラブは今夏にクロアチア代表MFイバン・ペリシッチ、来夏正式加入となるU-21イタリア代表DFデスティニー・ウドジェを確保。さらに、U-21イングランド代表MFライアン・セセニョンが評価されており、チームには居場所がない。
今夏の移籍市場では古巣セビージャやユベントスなどのセリエA勢、プレミアリーグからの関心を集めていたが、移籍金や高額なサラリーの影響もあり、ここまで移籍が難航していた。
なお、アトレティコではFWアルバロ・モラタ、DFマリオ・エルモーソ、MFマルコス・ジョレンテと同じマドリーのカンテラ出身の先輩が在籍している。
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