アトレティコ、シメオネの意向に反して首脳陣がグリーズマン放出も検討?…バルセロナへの4000万€支払いが重荷で減俸も求めた模様

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アトレティコ・マドリーが、FWアントワーヌ・グリーズマンを放出する可能性が浮上している。スペイン『マルカ』が報じた。

ディエゴ・シメオネ監督はラ・リーガ第2節ビジャレアル戦(0-2)前後の記者機会見で、グリーズマンの残留を希望していることを強調していたが、どうやらその理由はクラブ首脳陣の動きにあるようだ。

昨夏バルセロナからのレンタルでグリーズマンを復帰させたアトレティコは、同選手を2シーズンで50%以上起用すれば4000万ユーロをバルセロナに支払い買い取る必要が生じる。1シーズン目の起用率は81%で買い取りはほぼ確実だが、アトレティコ首脳陣の一部はグリーズマンが昨季成果を挙げられなかったこともあり、その4000万ユーロを重荷に感じているという。

アトレティコは4000万ユーロ支払いの負担を軽減すべく、先週にはグリーズマンに対して減俸を求めたとされている(『マルカ』はアトレティコが行い得るそのほかの方法として、バルセロナとのレンタル条件の再交渉も挙げる)。そうした状況でシメオネ監督は最悪のケース、つまりはアトレティコ首脳陣がグリーズマンを放出することも想定して、ビジャレアル戦の会見で「グリーズマンは私たちにとって、とても価値がある選手だ。どうかこのチームで続けることを願っている」などとコメントしたようだ。

一方、グリーズマン本人は、ビジャレアル戦の途中出場でバルセロナに移籍した「裏切り者」とアトレティコサポーターから若干のブーイングを受けていたが、それでもアトレティコを退団する考えは毛頭ない様子。同選手はただただ、今季に元エースの輝きを取り戻すことだけに集中しているとのことだ。ちなみにシメオネ監督は今季、グリーズマンを5-3-2の2トップではなくインサイドハーフとして起用している。同選手はラ・リーガ開幕節ヘタフェ戦で途中出場からゴールを記録し、先のビジャレアル戦でも後半途中から流れを変えるプレーを連発した。

果たして、グリーズマンは減俸を受け入れてアトレティコでプレーし続けるのか、それとも放出される可能性もあるのだろうか。

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