アトレティコ・マドリーに残留するかどうかが注目されるFWフェルナンド・トーレス(31)だが、クラブは今冬の市場で同選手を買い取ることはしない方針を定めたようだ。
アトレティコは現在ミランからのレンタルという形でトーレスをクラブに在籍させている。レンタル期間の終了は今季終了時で、FIFAから今後2回の移籍市場で補強を禁じられているアトレティコは今冬の市場が閉まる2月1日までにトーレスの保有権を買い取らなければ、同選手をこの夏ミランに復帰させることになる。
スペイン『アス』によると、ディエゴ・シメオネ監督とミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOは25日にトーレスと会談を行ったという。そこで指揮官の口から2月1日までに完全移籍が決定することはないと明確な意思が選手に伝えられた模様だ。
一方で、ヒル・マリンCEOはCAS(スポーツ仲裁裁判所)への訴えによってFIFAの処分が延期される可能性を考慮しているとみられる。その場合、今夏トーレスの買い取りを行うことが可能となり、トーレスが今季後半戦で結果を出せれば同選手を残留させる考えだとされる。
シメオネ監督は26日の会見で「トーレスの契約延長は前進したか? それともまだコメントすることはないのか?」と問われ、次のように返答している。
「先日『何もコメントすることはない』と言ったのは、本当に私から言うべきことがなかったからだ。我々はフェルナンドと話し合った。彼は私の考えを知っている。そして、彼は私に自分の考えを伝えた。我々が話し合ったという事実が何よりも重要だよ」
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