アトレティコ、この冬のさらなる補強は考えず 「今の陣容のままで…」

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国際サッカー連盟(FIFA)によって今夏及び、その次の冬の移籍市場を禁じられたアトレティコ・マドリーだが、この冬の市場でのさらなる補強は考えていないようだ。スペイン『マルカ』が報じている。

アトレティコのミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEO、アンドレア・ベルタSD(スポーツディレクター)、ディエゴ・シメオネ監督はFIFAからの処分通達後、この冬のさらなる補強の可能性について話したようだが、「今の陣容のままで」との考えで一致した模様。『マルカ』がコンタクトを取ったアトレティコの関係者は、「今、クラブが有する最高のものは、強力な陣容」と語ったという。

この冬にMFマティアス・クラネビッテル、MFアウグスト・フェルナンデスを獲得したアトレティコだが、現チームの選手数が24人と規定よりわずか一人少ない状況にあり、チームのレベルを引き上げられる安価な選手を今から見つけるのは困難と判断した様子だ。また「ビエットが1得点、、アンヘル・コレアが2得点しか決めていないにもかかわらずリーガで首位を走っているなら、彼らのいずれかが活躍すれば…」と、FW陣の今後の巻き返しにも期待しているという。

アトレティコのこの冬の市場でDFギリェルメ・シケイラを放出し、残りの23人はチームに留める意向とされる。シメオネ監督はMFオリベル・トーレスやDFリュカ・エルナンデスなど、満足な出場機会を得られていない選手たちに関しても放出を認めない考えのようだ。

アトレティコが期待を寄せるのは、CAS(スポーツ仲裁裁判所)への訴えによって処分が延期され、今夏にチームを整理すること。FIFA上訴委員会への異議申し立てについては、満足な成果を得ることは考えていないと見られる。

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