フェルナンド・トーレスの去就は、どうやら不透明な状況のようだ。スペイン『マルカ』が伝えた。
昨年冬の移籍市場でミランからアトレティコに7年半ぶりとなる復帰を果たしたトーレス。アトレティコは2015-16シーズン終了までのレンタルという形でクラブのアイドル的存在を復帰させることを決定した。
その移籍完了時の契約を履行するならば、トーレスは今季終了時にミランに戻ることになる。ミランとの契約が2017年までとなっているからだ。
そんな中でディエゴ・シメオネ監督は13日の公式会見でトーレスの去就について問われ、以下のように返答している。
「我々は一日一日を考えて過ごしている。試合から試合へ、だ。君ら(報道陣)はいろいろなことが想像できるだろう。だが私は選手たちの成果以上のことは想像できない。すべてが成果次第だ。我々の仕事、君らの仕事、選手たちの仕事、未来を決めるのはそれぞれの成果なんだ」
指揮官の言葉から読み取れるのは、このままではトーレスのアトレティコ残留は難しいということかもしれない。トーレスは今季公式戦19試合に出場して2得点。最後に得点を記録したのは9月19日のエイバル戦まで遡る。指揮官が指摘する「成果」を挙げているとは言い難い状況だ。
一方、トーレス自身は落ち着きを保っている様子。足首に痛みを抱える同選手は2日のリーガエスパニョーラ第18節レバンテ戦を欠場した。現在、その痛みを完治させることに集中しているとされる。
トーレスがアトレティコとの契約延長を勝ち取るためには、シーズン後半戦で以前のようにコンスタントにゴールを積み重ねていく必要がありそうだ。それができれば、ファンから愛される“エル・ニーニョ(トーレスの愛称、子供の意)”が今後もクラブに残ることは間違いないとだろう。
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