暫定ながら首位で前半戦を折り返したアトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が、選手たちの献身性に満足感を示している。
10日に行われたリーガエスパニョーラ第19節でセルタと対戦したアトレティコ・マドリーは、FWアントワーヌ・グリーズマンのゴールなどで2-0の勝利を収め、3連勝を達成。消化試合が1試合少ないバルセロナに勝ち点2差をつけて“冬の王者”となった。
試合後、シメオネ監督は「最初の20分間は苦しんだが、その後は上手くやれたと思う。この結果は、木曜日のコパ・デル・レイに向けて我々に力を与えてくれるものだ」と述べ、19試合8失点という堅守で首位ターンを確定させた前半戦を振り返った。
「良い時も悪い時もあったが、我々はチームのために全てを捧げてきた。明確なのは、チームとしての機能性を最優先に考えるということ。そのためには、前線の選手にも守備を行ってもらう。しかし、それは彼らをゴールから遠ざけることにはつながらない。それどころか、我々にはジエゴ・コスタ、ファルカオ、ビジャ、マンジュキッチといったゴールスコアラーが多くの得点を挙げてきたし、今はグリーズマンがいる」
「現在の状況は、チーム全体でハードワークを怠らなかった結果によるものだ。そうしなければ、ライバルたちと張り合うことはできない」
また、今冬の移籍市場でセルタからアトレティコに加入し、古巣との一戦に先発しながら後半早々の55分にピッチを後にしたMFアウグスト・フェルナンデスについても言及。「愛する場所でプレーすることは簡単なことではなかったと思う」と述べつつ、次のように続けた。
「与えられた役割をしっかりとこなしてくれた。ただ、カラスコを入れて中盤の枚数を4枚から3枚にする方が状況を改善できると考えたんだ」
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