ディエゴ・シメオネ監督は、節目となるゴールをなかなか決められずにいる元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスを心配してはいないと語り、同選手をはじめチーム全員にこれまで以上のパフォーマンスを期待していると主張した。
クラブ通算100得点目達成まであと1ゴールに迫るトーレス。しかしながら、第4節エイバル戦で得点を記録して以降、無得点が続いている。
シメオネ監督は、30日に行われるリーガエスパニョーラ第17節ラージョ戦を前に、公式会見で以下のように話している。スペイン『マルカ』がコメントを伝えた。
「私は常に全選手に対してより多くを期待している。その要求の高さは私自身に向けられ、また全員に向けられている。フェルナンドはクラブを愛しており、このクラブの絶対的なアイドルだ。彼は希望と帰属意識をもたらしてくれた。明日の試合でもプレーするよ」
「有名な100ゴール目に迫っているね。だが、彼はこれまでも何度となくチャンスをつくってきたから、それを続けて行くだけでいい。重圧など感じなくていいんだ。人としての器の大きさから、彼がそれを感じるとは思っていないけれどね。物事は然るべきときに起こる。あまり予期していない瞬間にね」
攻撃サッカーを標榜するパコ・ヘメス監督に率いられるラージョについては、敬意を表している。
「ラージョは勇敢なチームだ。彼らの攻撃は鋭利であり、それはレアル・マドリー戦の最初の15分でも見て取れた。すべての場面で数的優位を作り、最高の形で試合を進めていたよ。勇敢さは彼らの長所であり、短所でもある。それが彼らの生き方なんだ」
「パブロ・エルナンデスはどのポジションで起用されても良いプレーをしているし、トラショラスも同じだね。ラスは非常に鋭い。中盤から前線の選手はとても危険だよ。マドリー対ラージョの試合は、ほかの試合とまったく様相が異なる試合だった。だがラージョというチームは、他チームと一線を画している。我々やバルセロナのように、明確なプレースタイルがある。それは敬意を表するに値するよ」
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