ディエゴ・シメオネ監督は、周囲の称賛に浮かれてはいない様子だ。自分たちの進むべき道を明確に捉え、今後も前進して行くと強調している。
前節アスレティック・ビルバオを下したアトレティコは、ここまでリーガエスパニョーラで首位を独走してきたバルセロナについに勝ち点差で並んだ。さらにチャンピオンズリーグにおいてもベスト16進出を果たしており、シメオネ監督率いるチームは順調な歩みを続けている。
だがシメオネ監督は、自身の哲学である試合毎に戦う必要性を説いている。スペイン『アス』がコメントを伝えた。
「我々には不変の方針がある。『試合から試合へ』だ。我々の第一目標は、自分たち自身を乗り越えること。それ以外の出来事は、ポジティブであれば歓迎する。ネガティブであれば、批判によりもっと強くなれると考える。周囲の意見に敬意を払うが、我々は自分たちが何者であるか、どの道を歩むべきかを知っている」
アトレティコはFWジャクソン・マルティネスが15日に全体練習に合流。復帰に近づいている。
「ジャクソンはまだ医師からの出場許可を得ていない。良い感覚で我々と一緒に練習をこなしてくれているので、その点で我々は非常に満足しているよ。ウィンターブレークが終わった後、良い状態でリーグ戦を迎えられるだろう。彼が今の過程を続けてくれるように願っている」
17日には、コパ・デル・レイ4回戦2ndレグのレウス戦を控えている。1stレグでは、アトレティコが2-1と勝利を収めた。
「今まで多くの試合を戦ってきたからね。だがアトレティコの試合を見たいという熱狂を持った人々が、観戦に訪れるはずだ。我々は起用可能な最高のメンバーを組む。我々に何度となく歓喜を与えてくれたコパで勝ち残るためにね。アトレティコは歴史的にコパで強さを発揮するクラブだ」
「私はぎりぎりの結果だと考えているよ。2-1というスコアは、4-0とは違う。フットボールでは常に危険な状況が起こり得る。そういう状況を避けるため、準備を整えなければいけない。レウスに敬意を払うべきだ。彼らには前線にスピードのある選手がいる。きちんと解決できるように祈っているよ」
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