エンリケ・セレソ会長の怒りが、形となってしまったようだ。
レアル・マドリーのGKティボ・クルトワはかつてアトレティコに在籍。今季、レアル・マドリーの選手としてチャンピオンズリーグ(CL)決勝に臨むことになった同選手は、試合前に「今、僕は歴史のグッドサイドにいるんだよ」と語り、アトレティコを“バッドサイド”として表現。
CL決勝戦は28日にスタッド・ド・フランスで行われた。試合は59分のヴィニシウスの得点が決勝点となり、レアル・マドリーが1-0で優勝を飾っている。
クルトワの発言について、アトレティコ・マドリーファンは大激怒。アトレティコ本拠地ワンダ・メトロポリターノ前の地面に並べられている名選手の記念プレート(100試合以上出場がプレート作成の条件)で、現マドリー守護神のものを取り除くべきとの声が挙がっていた。
セレソ会長は30日に出席したマドリー市内のイベントで報道陣からプレートの扱いについて問われ、以下のように返答した。
「もしクルトワのプレートを取り除きたいならば、ツルハシとシャベルを持ってきて、取り除けばいいさ」
「クルトワのグッドサイドの件は、アルメイダ(アトレティコファンとして知られるマドリード市長)がすべて言ってくれたと思うがね」
その数時間後、ベルギー代表GKのプレートが引き剥がされたと『マルカ』が報道。クラブ内の関係者が行ったのか、ファンが行ったのか真偽は未だに謎な状況。SNS上では、剥がされたクルトワのプレートが路上に捨てられている画像アップされたり、セレソ会長の発言に反応したファンが取り剥がしたと言及する人が散見されたりするなど、大方ではファンが行ったのではという見方が強まっている。
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