ガジェッティのアトレティコ・マドリー入団が目前に

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アルゼンチン代表で、現在はサラゴサに所属するMFガジェッティのアトレティコ・マドリー入団が秒読み段階に入っている。
 昨シーズンからサイド攻撃陣の補強を進めていたアトレティコはかねてから、このガジェッティにオファーを出し続けていた。しかし、リーガ屈指の右サイドハーフをサラゴサもそう簡単には手放そうとはせず、交渉は難航していた。さらにマキシ、ペトロフらの入団によってアトレティコの今オフの選手獲得はひとまず終了したかに思われた。
 だが、ここに来てアトレティコはガジェッティの獲得のためにサラゴサに300万ユーロ(約4億円)を支払うことを決め、サラゴサもそれに応じることとなった。

 この300万ユーロを巡って、アトレティコはこの時期までガジェッティ獲得の状況をうかがっていた。というのは、同じサイドアタッカーで現アトレティコ所属のグロンケアの移籍交渉が、ドイツのシュツットガルトとの間で行われる可能性があったからだ。そして昨日、グロンケア本人にシュツットガルトへ行く意思があることが確認され、この移籍交渉が始まることが決定した。グロンケアを獲得するためにシュツットガルトは500万ユーロ(約6億8000万円)を支払うことになり、その500万ユーロがガジェッティの獲得資金になるというわけだ。

 昨季後半からアトレティコに加入したグロンケアは、縦への突破で多くのサポーターからの支持を受け、スタジアムで彼に向けられる声援はアトレティコの中でも一、二を争うほどに大きなものだった。そのグロンケアが去り、新たにやって来るガジェッティにはサポーターも大きな期待を寄せている。ガジェッティの運動量豊富で闘争心溢れるプレースタイルはアトレティコサポーターが好むスタイルである。昨季までのアトレティコの課題であったサイドアタックは、今季からアトレティコの大きな武器となり、同時にサポーターを熱狂させるアトレティコのセールスポイントとなるだろう。

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