アトレティコ・マドリーのビアンチ監督は10日、初の11対11での90分間の紅白戦を行い、多くの重要なポイントをノートに書き記した。
主力組に3-0の勝利をもたらしたのは、若手有望株のガビである。ビアンチ監督は2つのシステムを使い分けた。主力組の4-3-1-2と控え組の4-2-3-1だ。
主力組に入ったイバガサは、後ろにいる3人のMF(ガビ、リュクサン、コルサ)の運動量に支えられ自由にプレー。前線のケズマンとトーレスにゴールチャンスを与えようとの意図がみられた。また3ボランチのガビ、リュクサン、コルサはチームのエンジンとなって動き回り、ガビはレギュラーの座を獲得するため必死にアピール、リュクサンもコンディションの良さを見せ、コルサはボールを散らしてゲームを組み立てた。
他のすばらしい点はこの3人がスペースを埋め、4バックと堅い守備をみせていたことだ。また新加入のケズマンはフェルナンド・トーレスに、より自由を与えるためのプレーに徹し、その“エル・ニーニョ”ことトーレスはイバガサからの好パスとケズマンの助けに支えられながら安心してプレーしていた。
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