12日のラ・リーガ第24節、アトレティコ・マドリーは本拠地ワンダ・メトロポリターノでのヘタフェ戦に4-3で勝利した。ディエゴ・シメオネ監督は試合後、劇的な逆転勝利が選手たちの強靭なメンタリティーによって果たされたことを強調した。
ジェットコースターのような試合だった。FWアンヘル・コレア、FWマテウス・クーニャのゴールで2点をリードしたアトレティコは、ヘタフェにPK2点含む3点を決められて一時逆転を許したものの、それでもA・コレアがこの試合2点目を決めて3-3同点で前半を終える。迎えた後半にはDFフェリペ・アウグストの退場で数的不利となりながらも、89分にDFマリオ・エルモーソがアクロバティックなボレーシュートを突き刺して劇的に逆転勝利を果たした。
試合後会見に出席したシメオネ監督は、選手たちの奮闘を称賛するとともに、今季のチームの目標については優勝ではなくチャンピオンズリーグ出場権争いになることを明言した。
「今日は2〜3試合が一つにまとまったような内容だった。選手たちはすべてを出し尽くしてくれたよ」
「立ち上がり、転んで、転んで、立ち上がるのが私たちの物語だ。チームはチャンピオンズに入る道から外れることを拒絶した。そう、チャンピオンズ出場を争うことが私たちの現実であり、それを受け入れなくてはならない」
「フットボールは揺り返しがあるもので、私たちは昨季のツケを払っているかのようだ。昨季は優勝するための運に恵まれていたのだがね」
「3失点について? 2失点はPKから決められたものだった。フットボールの試合を動かす要因、というものがあるんだよ。私たちは強くなくてはいけなかった。3-3から1人少ない状況で4-3とするのは簡単ではないし、選手たちは本当によくやってくれた」
シメオネ監督はまた、この試合の2ゴールでラ・リーガで初めて10得点(現在11得点)の壁を破り、チーム内得点王となっているA・コレアについても触れている。
「アンヘルはチームに命を与えてくれる。出場時間が15、20、30分だとしてもね。私たちは彼を必要としている。私たちは彼のような選手とアイデンティティーをともにしているんだ。アンヘルは誰からもプレゼントをもらうことなく、それでも努力を続けて今あるものをつかんだ。自らの力で喝采を浴びているんだよ」
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