アトレティコ・マドリーは28日、リーガエスパニョーラ第13節でエスパニョールを本拠地ビセンテ・カルデロンに迎え、1-0で勝利した。
アトレティコは前節ベティス戦を快勝し、2位に浮上。そして、3日前に行われたCLガラタサライ戦を制し、決勝トーナメント進出を決めた。その試合のスタメンから4選手を変更。ビエットやサウール、オリベルといった控え選手を一部起用した。
試合は開始3分、アトレティコが幸先良く先制する。ホセ・ヒメネスの縦パスを受けた右サイドのオリベルがDF2枚をかわして、ボックス内からグラウンダーのクロスを供給。グリーズマンがうまく左足で合わせてゴール左へ流し込んだ。先制したアトレティコはその後、シュートにこそ持ち込めなかったもののエスパニョール相手にボールを保持しながら試合をコントロールしていった。
ところが28分にアクシデントが発生する。チアゴが右足を痛めて担架で運ばれ、カラスコを投入せざるを得なくなった。そこでシステムをフラットな[4-4-2]から[4-3-3]に変更。中盤アンカーの位置にサウールが入り、その両脇にコケとオリベルを、前線は右からグリーズマン、ビエット、カラスコと並べた。アクシデントに見舞われたアトレティコだったが、追加タイム1分に高い位置でボールを奪ったフアンフランがシュートに持ち込むなど、ペースを譲らないまま前半をリードして終えた。
迎えた後半、圧力を強めたアトレティコが引き続き主導権を握る中、74分にはグリーズマンが際どいミドルシュートを放ったが、わずかに枠の上へ外れてしまう。さらに79分、FKからゴディンのヘディングシュートが右ポストに直撃するなど、アトレティコが追加点に迫り続ける展開となった。
結局、2点目こそ奪えなかったアトレティコだったが、危なげない守備でエスパニョールをシャットアウト。リーグ戦3連勝で2位をキープした。
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