苦しみながらの劇的勝利に満足のシメオネ「粘り強く戦うことを決してやめなかった」

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アトレティコ・マドリーは8日、リーガエスパニョーラ第11節のホームでのスポルティング・ヒホン戦に1-0で勝利を収めた。ディエゴ・シメオネ監督は最後まで勝利を諦めなかったチームの姿勢を称賛している。

本拠地ビセンテ・カルデロンで90分を過ぎてもゴールを奪うことができず、スコアレスドローに終わるかに見えたアトレティコだが、土壇場で値千金のゴールを奪取。92分にフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンがヘディングを押し込み、劇的に勝ち点3を獲得した。

試合前日の会見ではポゼッションサッカーへの移行を否定し、「堅守速攻」こそがアトレティコの歴史的なアイデンティティーであると語っていたシメオネ監督だが、この試合ではチームのもう1つの重要な特徴が表れたと語った。試合後のコメントをスペインメディアが伝えている。

「粘り強さが報われた試合だった。先日、アトレティコの歴史と強く結びついた言葉を1つ言い忘れていた。”粘り強さ”だ。それこそがこの試合を表す言葉だった」

「相手が非常に良いプレーをして、きわめて厳しい試合だった。だがアトレティコは粘り強く戦うことを決してやめず、そのおかげで勝つことができた」

楽に勝つことができず、苦戦を強いられることについては心配する必要はないと主張した。

「サッカーで勝つのは簡単ではない。ソシエダ戦からの6試合で4勝2分けだが、簡単に勝てるわけではない。もっと改善することは可能だが、勝つことは日に日に難しくなっていく。レアル・マドリーとバルセロナを別とすれば、安定感を保って勝ち続けるのは大変なことだ」

78分にベルギー代表MFヤニック・フェレイラ・カラスコをベンチに下げた際には、珍しくカルデロンの観客がシメオネ監督にブーイングを浴びせた。

「彼は良いプレーをしていたので、当然のことだ。だが直感に従って良かったよ。良いプレーができていなかったグリーズマンを下げていたかもしれなかったからね」

「グリーズマンはゴールを決められる選手だから下げなかった。そして最終的には彼が我々に勝利をもたらしてくれたんだ」

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