数あるアトレティコ・マドリーの補強の中でも最優先ではなく、優先順位で言えば最後となるセンターハーフの補強だが、すでに何人かの選手の名前が出ている。その中の1人がウディネーゼのダビ・ピサロだ。ウディネーゼのレオナルディTDは、6シーズンカルチョでプレーしたこのチリ人プレーヤーを売る用意は出来ていると話す。「彼を買うことを決めたチームは頑張って交渉しなければならない。いい選手だからね」。
ただしアトレティコにはピサロの交渉に入る前に3つの大きな障害がある。まずは移籍金。1800万ユーロといわれているが、1500万ユーロに下がることもあるだろう。2番目は、他チームのピサロへの関心。スパレッティ新監督が関心を持っていると公に認めたローマや同じくマンチーニ監督がすぐにも獲得をと述べたインテル、そしてユベントスがピサロ獲得競争でアトレティコのライバルとなるクラブだ。だが、今のところウディネーゼはどのチームからもピサロへの正式なオファーはないと話している。
そして3番目の障害が、実際ピサロはイタリアのチームにしか移籍しないのではないかということだ。カルチョメルカードは偽造パスポートという問題を根源に抱えていることから、イタリアで2年プレーすれば外国人枠に関わらずプレーすることができるというルールが出来た。外国人枠のあるスペインでプレーすることはピサロにとって“障害”だ。
アトレティコは3つの外国人枠をペレア、ケズマン、ペトロフで埋めるつもりだ。そしてマルセロ・ソサ、コントラを放出する。そして結果はこうなる。ダビ・ピサロにはポジションが残っていない。
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