ルシアーノ・ガジェッティは周囲に押され、考えを改めざるを得なくなったようだ。サラゴサの対応に痺れを切らしたガジェッティはマルカに対し、初めてサラゴサを出て行くことをほのめかしている。「多分アトレティコに行くことになると思う」。
これまで彼は一貫して、自分の希望はサラゴサに残ることであり、契約を延長することだと語ってきた。しかし交渉が全く進まないため、ついに考えを改めた。
これによりガジェッティはビアンチ監督の期待に応えるべく、近日中にも移籍交渉がまとまるのを待つだけとなった。「多分すぐに解決すると思うよ。少なくとも、来季は自分がどこでプレーするのか分からないっていう不安からは開放されたい。アトレティコはいいチームだし、僕に対する興味をはっきりと示してくれているからね」とガジェッティは語る。
2週間前、サラゴサのソランス会長は「契約更新を望まないのは選手本人、もしくは代理人の意志なのではないかという印象を受けた」と選手に責任を押し付けた。しかしガジェッティはそれを強く否定。「会長の言葉にはびっくりした。僕はずっとサラゴサに残りたいって思っていたからね。でも、サラゴサで続けたいと思っていたのは僕ひとりだったみたいだ」と失望感を覗かせている。「契約延長の交渉はずっと前に止まったきりだし、クラブはこれ以上進展させたくないんだろう」。
それでも、サラゴサを出て行くときに後味の悪い思いはしたくないというガジェッティ。「出て行くときは、サラゴサでの活躍に満足して出て行くよ。がっかりはしない。選手としても成長したし、タイトルも獲った。だから満足して、気持ちよくクラブを去りたい」とのこと。そして4年間彼を支えてくれたファンに対して「みんなの前でお別れを言えないのが何より辛い。僕に対するファンの声援には本当に感謝している」とメッセージを送る。
最後に、「あとはクラブの間での合意を待つだけ」と語るガジェッティは、ドイツでアトレティコのトニ・ムニョスTDと会ったことを告白。「彼とは話したけど、何も決まっていないよ」とのことだ。
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