シメオネ・アトレティコ、底なしの失墜…レアル・ソシエダに0-2敗戦でコパにも別れを告げる

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アトレティコ・マドリーは19日にコパ・デル・レイのベスト16、アウェーでのレアル・ソシエダ戦に臨み、0-2の敗戦を喫した。

スペイン・スーパーカップ準決勝でアスレティック・ビルバオに敗れ、ディエゴ・シメオネ監督政権における最大の危機をより深刻なものとしてしまったアトレティコ。同じくバスクの雄であるレアル・ソシエダのホームに乗り込んだこの試合では、もうこれ以上ないどん底まで落ちることになった。

4-5-1/4-3-3のシステムを使用し、前線に右からアンヘル・コレア、、カラスコを置いたアトレティコは、ソシエダのポゼッションフットボールに堅守速攻で対応したが、彼らのクロス攻撃に最終ラインがてんやわんや。15分に速攻からカラスコがポスト直撃のシュートを放つ場面もあったものの、先制点を決めたのはやはりソシエダ、決め方はやはりクロスからだった。32分、右サイドを突破したサルドゥアの折り返しから、ヤヌザイがヘディングシュートでGKオブラクを破っている。

アトレティコは結果的にオフサイドだったジョアン・フェリックスのポスト直撃のシュートなどありつつ、ビハインドを負ったまま試合を折り返し、後半開始直後にまたも失点。フェリペがセルロートにボールを奪われると、そのままペナルティーエリア内に侵入したノルウェー代表FWにオブラクとの1対1も制されている。

後がないシメオネ監督は54分に交代カードを3枚切り、A・コレア、、ロディを下げてクーニャ、、レマルを投入。だが状況は改善せず、パスをつなげることもできずにソシエダの攻撃を受け続ける。アルゼンチン人指揮官は77分にデ・ポール、カラスコとの交代でハビ・セラーノ、カルロス・マルティンと2人のカンテラーノもピッチに立たせ、終盤には相手陣地でボールを保持する時間が増えたものの、惜しいチャンスをほとんどつくれず2点ビハインドのまま試合終了のホイッスルを聞いている。

ラ・リーガ優勝を果たした直後の昨夏にはデ・ポール、クーニャ、グリーズマンが加入して史上最強の布陣が完成したとされたアトレティコだったが、いざ蓋を開けてみれば底なしの失墜を経験するシーズンに。残る目標は、優勝がほぼ不可能な状況のラ・リーガで4位以内に終えること、またチャンピオンズリーグで勝ち進むこととなる。


REAL SOCIEDAD 2-0 ATLÉTICO DE MADRID

Real Sociedad: Remiro, Zaldua, Aritz, Merino, Oyarzabal, Januzaj, Aihen, Guevara, Silva, Sorloth y Le Normand.

Atlético de Madrid: Oblak, Vrsaljko, Felipe, Hermoso, Renan Lodi, Herrera, De Paul, Koke, Carrasco, Correa y João Félix.

Árbitro: Alberola Rojas

GOLES:
1-0. 33’; Januzaj
2-0. 46’; Sorloth

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