13日にスペイン・スーパーカップ準決勝アトレティコ・マドリー対アスレティック・ビルバオが行われ、2-1でアスレティックの勝利に終わった。
レアル・マドリーが待ち受ける決勝の切符をかけた一戦は、ラ・リーガ王者アトレティコとコパ・デル・レイ準優勝アスレティックの元姉妹クラブ同士の対戦となった。
最近4-4-2で試合を開始しているアトレティコは今回5バックを採用。キックオフ直後にはジョアン・フェリックスを中心に激しい攻めを見せたがゴールまでは奪えなかった。一方のアスレティックは10分にイニャキ・ウィリアムスがフィニッシュまで持ち込むも、こちらはGKオブラクのセーブに遭う。以降はボールを保持するアスレティックと堅守から速攻を狙うアトレティコの構図となったが、どちらも積極性なくスコアレスのまま前半を終えた。
後半、先制点を獲得したのはアトレティコだった。62分、レマルの左CKをファーのJ・フェリックスがヘディングシュート。アスレティックにとっては止める、またはクリアすることが容易なボールだったが、ジェライとGKウナイ・シモンの連係ミスによってそのまま枠内に転がった。
ビハインドを負ったアスレティックは64分、こちらもCKからイニゴ・マルティネスがヘディングシュートを放ったがオブラクのセーブに遭う。マルセリーノ監督は70分にニコ・ウィリアムス、ラウール・ガルシア、ベスガを投入して攻勢を強める。一方、フィジカルの問題でハーフタイムにマルコス・ジョレンテ、51分にコンドグビアを下げてロディとデ・ポールを起用していたシメオネ監督は71分にアンヘル・コレアも下げてルイス・スアレスをピッチに立たせた。
そして77分、次にスコアを動かしたのはアスレティックだった。ムニアインの右CKから今度はジェライがヘディングシュートを放ち、これがネットを揺らした。バスクの雄の勢いは収まらず、82分にもCKからゴール。エリア内での混戦からN・ウィリアムスがシュートを放つと、低空のボールがオブラクの横っ飛びもむなしく枠内左に収まり、アスレティックが逆転した。
シメオネ監督は終盤にエクトル・エレーラ、クーニャを投入するなどして打開を図ろうとしたが効果なし。アスレティックのインテンシティーあふれる守備を前に同点に追いつくことはできず、1点差のまま試合終了のホイッスルを聞くことになった。前大会王者のアスレティックが、16日にレアル・マドリーとの決勝に臨む切符をつかんでいる。
ATLÉTICO 1-2 ATHLETIC
Atlético de Madrid: Oblak, Llorente (Lodi, 46′), Vrsaljko, Giménez, Hermoso, Carrasco, Kondogbia (De Paul, 51′), Koke (Herrera, 84′), Lemar (Cunha, 85′), Correa (Suárez, 71′) y João Félix.
Athletic Club: Unai Simón, De Marcos, Yeray, I. Martínez, Balenziaga (Yuri, 75′), Dani García, Zárraga (Vesga, 69′), Berenguer (N. Williams, 69′), Muniain, Sancet (Raúl García, 69′) e Iñaki Williams.
Árbitro: Guillermo Cuadra Fernández (Comité de Islas Baleares). Expulsó con roja directa a José María Giménez (90’+3′) y amonestó con cartulina amarilla a nuestro jugador Vrsaljko (90’+1′) y a los futbolistas del Athletic Club I. Martínez (83′), Vesga (90′) e I. Williams (90’+1′).
GOLES:
1-0. 62’. Unai Simón, en propia puerta.
1-1. 77’. Yerai, de cabeza.
1-2. 81’. Nico Williams, de disparo raso.
コメント