カルロス・ビアンチは今週中にもアトレティコ・マドリーの新監督に就任する見通しだ。先週末パリで交渉が続いた結果、ビアンチはアトレティコの監督を引き受ける基本合意に達したようだ。
トニ・ムニョスGMが提案したスポーツ・プロジェクトは当初からビアンチの心をひきつけていた。彼は補強したい選手の名前を挙げたりはしなかったが、両者の間では給料の面で大きな隔たりがあったという。「カルロスが自分の要求を下げることはほとんどあり得ない」とボカ・ジュニアーズの関係者が語ったように、最初の会合では全く同意に至ることは出来なかった。
しかしその後も両者の接触は続き、現在ではエンリケ・セレソ会長との面談が残されているだけ。これまで交渉には一切関知しなかった会長だが、今週中にもマドリーでビアンチと会うつもりだという。クラブがビアンチのために用意した補強資金は3000万ユーロ(約40億5000万円)で、クラブの最初の設定金額を1000万ユーロ上回る。今後の目標はリケルメの獲得が第一で、その後はサビオラの獲得を狙うようだ。二人はビアンチに対して多大な信頼を寄せている選手。また、そのほかにもガジェッティ、ペトロフ、ルケといった名前が挙がっている。
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