今夏にレンタル先のポルトからアトレティコ・マドリーに復帰したU-21スペイン代表MFオリベル・トーレス(20)が、本格的にブレイクする兆しを見せている。
アトレティコのカンテラ(下部組織)最高傑作との呼び声高いオリベル。昨季に在籍したポルトで存在感を発揮した同選手だが、今季のプレシーズンでも変わらぬ活躍を披露し続けている。特に8日に行われた親善試合レアル・ソシエダ戦ではボールキープ、ドリブル、パスとすべての面で輝きを見せ、『マルカ』に「オリベルが魔法使いとなった日」、『アス』に「オリベルが引っ張る」と記されるなど絶賛された。
またチームメートもオリベルが“一人前の男”となって戻ってきたと感じているようで、DFフアンフラン・トーレスは「オリベルはより逞しくなって戻ってきた。ポルトでの日々が素晴らしかったのだろう。彼が重要な存在になると確信しているし、監督もそう考えているはずだ」とコメント。そしてフアンフランの言葉通り、ディエゴ・シメオネ監督も20歳の天才MFに大きな期待を寄せている様子だ。
「オリベルはポルトで成長を遂げた。これからは、すべてが彼次第となる。我々はオリベルを信頼しており、彼がチームにもたらすものに大きな期待を抱いている。それにポルトではジャクソン・マルティネスとも一緒に過ごし、彼らは互いのプレーを理解している」
「オリベルはポルトで中盤3選手の一角だったが、中盤に4選手を置く我々とのプレーの方が容易だろう。このチームにはウイングがおらず、そのプレービジョンや、我々が期待するものを示してくれるはずだ」
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