現在インテルに所属するビエリがアトレティコ・マドリーへの移籍を希望している。今シーズン、マンチーニ監督とあまり上手くいっておらず、出番も少なかったため、過去に所属したことのあるアトレティコに舞い戻りたいと考えているようだ。
マンチーニ監督自身もビエリを来シーズンの構想には入れていないようで、FWはアドリアーノ、マーティンス、クルスの3人を中心としているため、ビエリ自らインテルを出て行くという話はマンチーニ監督にとって好都合なようだ。
おまけにビエリは出場機会を、アトレティコは絶対的なFWの存在を欲しがっていただけにアトレティコにとってビエリ獲得は願ってもないことである。
しかし、ビエリの移籍はそう簡単にはいかないだろう。
まず、最初はビエリの高騰した移籍金。ビエリ本人が少ない金額でも承諾したとしても、少なくとも1500万ユーロ(21億円)はかかるようで、財政難のアトレティコはこれをどう考えるか。
次に問題なのはビエリの年齢である。来月には32歳を迎える同選手は今もなおストライカーとしてのその才能を発揮し続け、インテルでは少ない出場時間にも関わらず13得点を挙げたが、年齢から来る体力面の低下などは否めない。
とにかくこの移籍はかなり現実味を帯びてきていることは事実。あとはアトレティコの決定を待つのみとなっている。
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