エンリケ・セレソ会長は、毎年夏の移籍市場で主力選手が他クラブに引き抜かれる現状を悲観的に捉えてはいないようだ。
アトレティコは2013年夏にコロンビア代表FWラダメル・ファルカオ(現チェルシー)、翌年夏にスペイン代表FWジエゴ・コスタ(チェルシー)、今年の夏にトルコ代表MFアルダ・トゥラン(バルセロナ)と次々に主力選手がクラブを去っている。
セレソ会長は、毎シーズン開幕前に中心選手を入れ替えなければいけない必要性を自覚し、受け入れている。スペイン複数メディアがコメントを伝えた。
「間違いなく素晴らしい重要な選手たちがアトレティコを去って行った。そして、同様に今後素晴らしい重要な選手たちが加入してくるだろう。新たなシーズンに良い形で臨めるはずだ」
「私は今日、幸いにも(プレシーズン初日の)監督や選手たちを見ることができた。彼らは前のシーズン、そのまた前のシーズンのように偉大な一年を送ろうとするモチベーションを備えている」
セレソ会長は、常に選手の意思を尊重してきたという。
「アトレティコは選手売却のクラブではない。選手を買い取るクラブだ。ただ実際のところ、選手には希望するクラブでプレーする権利がある。選手が移籍を望めば、止めるのは難しい。私はほぼ不可能だと言わせてもらうよ」
「リーグ戦で優勝した後に複数の選手が移籍した。その一方で、彼らの穴を埋める活躍をしてくれた選手たちがいる。だから私は心配していない」
やはり資金潤沢なビッグクラブからのオファーは、選手にとっても魅力的なのかもしれない。
「我々よりも高額なサラリーを用意するクラブが存在する。それで移籍を決断する選手もいる。そういった中で我々は同じような特徴を持つ選手を連れてきて、以前よりも良いチームを作ることもできる」
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