サンパウロのU-23ブラジル代表MFロドリゴ・カイオ(21)は、アトレティコ・マドリーへのレンタルのオファーを断り、サンパウロに残留することをクラブ公式サイトで表明した。
スペインの2つの強豪クラブが獲得を望んだカイオだが、最終的にはブラジルに残ることを選んだ。6月半ばにはバレンシアが同選手の獲得に向けたクラブ間合意を発表。カイオは6月26日にメディカルチェックのためスペイン入りしたが、バレンシアは29日に獲得の取りやめを発表した。
翌30日にはアトレティコ加入が合意に達し、メディカルチェックをパスしたと報じられていた。だがカイオは次のように残留を宣言している。
「この決断に間違いはないと確信している。自分がサンパウロにとってどういう存在で、サンパウロが自分にとってどういう存在なのか分かっているからだ。欧州でプレーすることはすべての選手の夢だけど、評価されなければここを出て行くことはない」
クラブの声明によれば、アトレティコとはレンタルに向けた交渉を行っていたものの、カイオはレンタルでの欧州行きは望まなかったとのことだ。バレンシアとは移籍金1250万ユーロ(約17億円)での完全移籍で合意していたと見られるが、成立には至らなかった。
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