アトレティコ・マドリーは2日にラ・リーガ第19節、本拠地ワンダ・メトロポリターノでのラージョ・バジェカーノ戦に臨む。前日会見に出席したディエゴ・シメオネ監督は、自分たちを勝ち点1差で上回り、現在チャンピオンズリーグ出場圏の4位に位置するラージョへの警戒感を表している。
「私たちは勇敢で、とても良いプレーを見せるチームと対戦する。彼らの監督アンドニ・イラオラ)は、これまで率いてきたすべてのチームで、その明確な考えを示してきた。彼らは実践しているプレーアイデアとアイデンティティーをしっかり共有しているよ」
「ラージョはとてもスピーディーで、とてもダイナミックだ。コレクティブな仕事の処理速度が素晴らしく、サイドで深みを取れる。私たちはここ数日、自分たちの求める試合展開にすべく練習に励んできた。それをピッチ上で実現できることを願っている」
アトレティコはラ・リーガの直近4試合を全敗して、2022年初戦に臨む。
「前試合グラナダ戦の後に語った通りだ。私たちはここ4試合、細かなミスによって大きな罰を受けてしまった。チームは異なる結果を手にするための状況を生み出していたのだがね。だが現実は結果にのみあり、それだけがものを言うんだよ。ズームで練習の様子を見たが(シメオネ監督は新型コロナウイルス陽性で隔離中。すでに陰性となっており試合では指揮を取れる可能性も)、チームの調子は良いと感じられる。新しい1年を良い形で始めるエネルギーがあったよ」
「2022年の目標? 競争力の維持だ。1試合1試合に集中して、決勝と見立てて戦っていきたい。目標には、自分たちが長いシーズンの中で実現してきた仕事からたどり着くものだ。もちろんシーズン中には色々なことが起こり、今の私たちは最も難しい時期を過ごしている」
この冬の移籍市場では、DFキーラン・トリッピアーがアトレティコを退団してイングランドに戻る、もっと言えばニューカッスルに移籍する可能性がささやかれている。
「私たちはいつだってそういった状況と共存してきた。重要な選手たちに退団の可能性がある状況とね。それは選手が希望すること次第だし、私たちには起こることを受け入れるしかできない。監督にできるのは、トリッピアーがこのチームにとっていかに重要な存在であるかを、彼自身に伝えることだけ。そうやって、起こることを受け入れるしかないんだよ」
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