アトレティコ・マドリーがDFキーラン・トリッピアーを慰留すべく、話し合いの場を持ったようだ。スペイン『アス』が報じている。
MFフアンフラン・トーレス氏の後釜としてアトレティコに加わり、右サイドの守備的ポジションで不動のレギュラーとなったトリッピアー。だが今夏あたりから同選手がプレミアリーグ復帰を希望しているとの報道が出続けている。夏の市場ではマンチェスター・ユナイテッドが獲得を望んでいたことが伝えられ、そして現在はニューカッスルからの興味が報じられているところ。イングランドではトリッピアーがアトレティコと2023年まで結ぶ契約をまっとうする前、つまりこの冬に退団することを確実視する報道も存在している。
そうした状況の中で、アトレティコの幹部陣及びディエゴ・シメオネ監督は、トリッピアーと話し合いの場を持ったようだ。アトレティコの代表者たちは、同選手がどれだけ重要な存在であるかを説くなど、慰留に努めたという。その理由は、トリッピアーの比類なき能力はもちろんのこと、彼以外の右サイドバック及びウィングバックが完全な戦力として計算できないため。DFシメ・ヴルサリコは怪我がちで、またMFマルコス・ジョレンテを守備的ポジションで使えば、その攻撃的ポテンシャルを生かせなくなる。
なおニューカッスルは、移籍金2000万ユーロ前後のオファーでトリッピアーの獲得を狙っているとみられる。
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