ディエゴ・シメオネ監督が、同クラブ指揮官就任から丸10年が経ったことに際して、メッセージを発信している。
シメオネ監督は2011年12月23日に、選手としても在籍したアトレティコに指揮官として帰還。当時、降格圏に近かったチームの手綱を握ると、ラ・リーガで2回の優勝(3位以下になった経験なし)など合計8タイトルを獲得し、さらにチャンピオンズリーグで2回の決勝進出を果たすなどクラブ最大の黄金期をもたらした。
しかし今季に入ってから、アトレティコは低調な日々を過ごす。チームは現在ラ・リーガ4連敗中。シメオネ監督が同クラブで3連敗以上をしたのは今季が初のことで、首位レアル・マドリードに勝ち点17差をつけられて5位に位置している。
そうした状況で指揮官就任から丸10年を迎えたシメオネ監督はSNSを通じてメッセージを届け、感謝の気持ちを伝えるとともに、全員で団結する必要性を訴えた。
「監督として到着してから10年が経ち、最初からあった貴方のサポートに感謝をせず1日を終えたくなかった。ともに過ごした数え切れない思い出が押し寄せてくることは避けられない。大きな喜びもあったし、一緒に乗り越えてきた大きな悲しみもあったね」
「自分が家だと感じてきた場所に監督として戻るチャンスを与えてくれたミ、ゲル・アンヘル(アトレティコCEO)とエンリケ(会長)にも感謝を……。そして何より、自分がこのゲームについて感じてきたすべてのことを、いつもピッチ上で伝達してくれた選手たちに感謝をしたい。そのために私たちは感動し、自分たちのチームを誇りに思えたんだ」
「私についてきてくれたコーチングスタッフにも感謝を。私たちは日々にわたって自分たち自身を超えることを探し求めてきた。また、いつだって同じ道に、パルティード・ア・パルティード(試合から試合へ、1試合ずつ)の道の上に一緒に立ってくれたクラブの従業員にも感謝をするよ」
「今、私たちは結果面で難しい時期を過ごしている。私が感じていることから、こう伝えさせてもらうよ。ファンから始まり、選手たち、クラブ幹部たち、コーチングスタッフの全員が団結して、私たちの目標のために闘い続けようじゃないか!! 私が知る道は一つのみ。働き、努力する道だけだ」
「そして最後に、ハッピーなクリスマスと健康を祈らせてくれ! ディエゴ・パブロ・シメオネ」
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