ジョアン・フェリックスが大器の片鱗を見せた。2019年にアトレティコのクラブ史上最高額となる1億2600万ユーロ(162億円)でベンフィカから加入したフェリックスだが、在籍約2年半で90試合20ゴール11アシストと真価を発揮しきれずにいる。
今シーズンも負傷の影響もあり、ここまでラ・リーガ10試合で1ゴール1アシストに留まっていた。
それでも、22日に行われた第9節延期分のグラナダとのアウェイゲームに先発出場を果たすと、開始早々にそのポテンシャルを見せつける。
2分、MFトマ・レマルの縦パスを前線で受けたフェリックスが巧みなターンで相手マークを振り切ると、そのままドリブルで侵攻。ペナルティアーク内から放たれたシュートはDFラウール・トレンテの股下を抜いてゴール左隅に吸い込まれた。
難しいゴールを簡単そうに決めてしまうシーンには、「なんだこのタッチ」、「カッコいい」、「ハマったらほんとに怖い」、「天才的な反転ターン」とファンも息をのんでいた。
だが、不調のアトレティコはここから逆転を許し、1-2で敗戦。ディエゴ・シメオネ監督下でのワーストとなるリーグ4連敗となった。
それでも、フェリックスはこのゴール以外にも、ゴール取り消しやポスト直撃のシュートなど見せ場を創出。今後に期待を抱かせる内容で2021年の最終戦を終えた。
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