29日のリーガエスパニョーラ第34節、アトレティコ・マドリーは敵地エル・マドリガルでのビジャレアル戦を1-0で制した。ディエゴ・シメオネ監督は試合後、苦戦を強いられながら手にした勝利の重要性を説いている。
スペイン『マルカ』と『アス』がアルゼンチン人指揮官のコメントを伝えた。
「チームにとって重要な試合となったね。良い形で試合に入れたわけではなかったが、だからこそ後半のチームはより力強かった。そしてフェルナンド・トーレス、サウール、ラウール・ガルシアの投入により、一歩前へと踏み出すことができたんだ。鍵を握ったのは、執着し続けることだった」
F・トーレスが中盤から独走して決めた決勝点については、次のように振り返っている。
「フェルナンドは冷静にゴールを決めた。本当に素晴らしい落ち着きだったよ。私は勝利、そしてトーレスに満足感を得ている。彼はゴールを必要としていたし、我々はゴールを決める彼を必要としていた。本当に満足しているよ」
3位アトレティコはこの勝利で、4位セビージャとの勝ち点6差を維持し、5位バレンシアには暫定で勝ち点7差をつけた。
「残っているすべての試合に勝利しなくてはならない。セビージャは今日の試合でミスを犯さなかったし、バレンシアもしっかりと責任を背負っている。残り試合は厳しいものになるだろう。各チームが勝利を必要としているからね」
この試合では過去にアトレティコに在籍していたGKセルヒオ・アセンホが、右ヒザを痛めて退場を強いられた。じん帯断裂の重傷を2度経験した同選手にあって、その容体が心配されるが、シメオネ監督も大事には至っていないことを願った。
「何でもないことを願っている。彼は我々と一緒にプレーをした選手であり、元チームメートの全員が彼の容体を案じていた」
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