フェルナンド・トーレスは、負傷者が続出しようともレアル・マドリーが強大なライバルであることに変わりないとの見解を示している。スペイン『アス』が伝えた。
14日のチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグで、今季8度目の対決に臨むアトレティコ・マドリー。マドリー側は累積警告のDFマルセロに加え、MFルカ・モドリッチ、MFガレス・ベイルが負傷し、FWカリム・ベンゼマも欠場が濃厚視されている。
しかしながらトーレスは、マドリーが欠場者に関係なく、手強いライバルであるとの考えを示した。21日にアディダスのプロモーションに参加したアトレティコのカンテラーノは、次のように語っている。
「モドリッチは重要な選手で、ベイルも欠場のようだね。だけどマドリーはセルヒオ・ラモス、クリスチアーノ・ロナウドといった偉大な選手たちを擁している。マドリーのようなチームが、負傷者の影響を受けることは難しい。そのようなことで左右されるチームであるとは、絶対に言えないはずだ」
トーレスは、CLという舞台でマドリッド・ダービーを戦うことに、特別な感情を抱いている様子だ。
「CL、EL決勝でプレーする運に恵まれたが、アトレティで試合に臨むということは、また違ったものだ。僕の夢はアトレティとともにタイトルを獲得することだと常々言ってきたが、現在もそのために戦っている。これまでにも重要な試合に参加してきたが、今回のダービー程に特別なものはなかったね」
ホームでの1stレグをスコアレスドローで終えたアトレティコは、1得点以上の同点であれば準決勝に進出することが可能となる。
「各試合が異なるもので、それぞれ独自の展開がなされた。そして今回のダービーは、1stレグが両チームとって良くも悪くもない0-0という結果で終わり、これまでとはまた違った試合となる」
「マドリーは攻撃的だが、失点も許せない状況でクレイジーなプレーを見せることはないだろう。それでも彼らは攻撃を仕掛けてくるはずだし、僕たちは攻守両面で準備をしなければならない。自分としては、一枚岩の守備ブロックをつくってプレーすることに快適さを感じている。前方に攻め込むスペースがあるからね」
FWマリオ・マンジュキッチ、FWアントワーヌ・グリーズマンの存在により、控えに回ることも多いトーレスだが、チーム内競争を歓迎している様子だ。
「全員がチームのために尽くしており、その競争が僕たちをより優れた選手とする。気を抜くことは許されず、そのためにチーム自体のレベルが高まるんだよ。ここの選手は出場機会が回ってくるときに備えて、心構えをしておかなくてはならない。もし機会が訪れても、その期待に応えられなかったら…。実際にそのような場面を僕たちは目にしてきたし、1分間のプレーも90分間と同様に大切なものなんだよ」
「僕はアトレティに復帰した喜びを毎日にわたって噛みしめている。(4万5000人のファンが駆け付けた)入団発表のときから、本当にスペクタクルだ。アトレティコの感情を理解できる人は、自分の言っていることが理解できるはずだよ。重要な試合にも出場してきたし、アトレティコでのここまでの歩みには満足している。ただ、決して納得することはない。僕はプレーしたいんだ」
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