18日のラ・リーガ第18節、サンチェス・ピスフアンを舞台としたセビージャ対アトレティコ・マドリーは2-1でセビージャの勝利に終わった。
レアル・マドリーが独走態勢に入るラ・リーガで優勝争いに食い込むことを狙う両チームの対戦。とりわけアトレティコは、1試合未消化ながらマドリーに勝ち点13をつけられており、ここで勝利がほしいところだった。
試合は極めて戦術的で、中盤での潰し合いにより均衡が保たれる展開に。そうした手堅い展開でスコアを動かすためには、守備側のチームにとってはノーチャンスとなる問答無用のゴールを決めるしかないが、7分にラキティッチがそうしたゴラッソを生み出す。ペナルティーエリア手前から強烈なミドルを放つと、ボールはGKオブラクも何もできず枠の左隅に突き刺さった。
セビージャの先制を許したアトレティコだったが33分、こちらも手堅い展開でスコアを動かすもう一つの方法、セットプレーからのゴールを決めることに成功する。レマルの左CKから、フェリペが得意のヘディングシュートでネットを揺らしている。前半は1-1のままで終了のホイッスル。なお前半の途中にはアトレティコのマルコス・ジョレンテ、セビージャのモンティエルが負傷によって続行不可能となり、それぞれデ・ポール、グデリを起用していた。
そしてハーフタイム、シメオネ監督はアンヘル・コレアも下げて、グリーズマンが負傷で不在にもかかわらず、またもベンチスタートとなったジョアン・フェリックスを投入。後半立ち上がりは、そのJ・フェリックスを中心にしてアトレティコがセビージャをペナルティーエリア内に押し込むも、明確な決定機まで手にすることはできない。
後半は時間が経つに連れて攻守が激しく切り替わるように。そして88分、セビージャがサンチェス・ピスフアンに歓喜をもたらす勝ち越しゴールを決めた。右CKからデラネイがヘディングシュートを放つとクロスバーに当たって跳ね返り、これをオカンポスが押し込んだ。再びビハインドを負ったアトレティコは、終了間際にJ・フェリックスがフリーキックから直接ゴールを狙ったが、これは惜しくもクロスバーに直撃。結局、セビージャが1点リードを守り切って勝ち点3を獲得した。
3連勝の2位セビージャ(1試合未消化)は勝ち点を35として、翌日にカディス戦を控える首位レアル・マドリーを7差で追走。アトレティコはマジョルカ、マドリーダービー、そして今回セビージャ戦とラ・リーガで立て続けに敗戦を喫したが、3連敗は約10年にわたるシメオネ監督政権で初のこと。マドリーに勝ち点16差をつけられる可能性があり、連覇の可能性が大きく遠のいている。
SEVILLA 2-1 ATLÉTICO
Sevilla: Bono, Montiel (Gudelj, 29′), Koundé, Diego Carlos, Rekik, Delaney, Jordán (Acuña, 54′ [Augustinsson, 84′]), Rakitic, Papu Gómez (Munir, 84′), Ocampos e Iván (Rafa Mir, 54′).
Atlético de Madrid: Oblak, Trippier, Felipe, Kondogbia, Hermoso, Carrasco, Koke, Llorente (De Paul, 40′), Lemar, Correa (João Félix, 46′) y Suárez (Cunha, 57′).
Árbitro: Ricardo de Burgos Bengoetxea (Comité de País Vasco). Amonestó con cartulina amarilla a los locales Rekik (66′), Papu Gómez (68′) y Montiel (70′); y al visitante Cunha (90’+6′).
GOLES:
1-0. 7’. Rakitic, con un lejano derechazo.
1-1. 33’. Felipe, de cabeza.
2-1. 88’. Ocampos, desde la frontal del área pequeña.
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