元アトレティコ・マドリーのGK、ヘルマン・ブルゴスは誰にも真似できない一つの登録商標だ。自らが“アダムスファミリー”と認めているように彼が家族と一緒にいる様はまさに異様な光景であるが、全て愛すべきキャラクターである。「まだ俺は完全に引退したとは発表していない。いつの日かこの世界に戻ってくる事があるかも。でも、今、俺のハートを熱くするのは音楽だけなんだ」といつもの様なトークを展開。
そんな彼の古巣であるアトレティコに対しては「アトレティコに『良いプレーしろ』何て言うのはナンセンス。一貫したプロジェクトでもない限り、新しい事なんて始められる訳がない。そんなクラブだが俺は大好きだったし、俺の人生の一部だと言える。でもヘスス・ヒルが亡くなったら寂しくなってね。俺はあの人が大好きだったし、あの人の生き方が大好きだった。常にクラブに対し、色んな事をしてくれた。勿論、クラブをブチ壊す事もあったが、それがヒルなんだ。他の誰が何を言おうがお構い無しだった」とクラブへの愛着を語った。
そのアトレティコのエース、フェルナンド・トーレスについては「2006年の夏にはアトレティコにいないだろう。行き先はR・マドリーじゃない、多分、イタリアとかイングランドだと思う」とエースの移籍を示唆。そのトーレスのスタイルについては「あいつはまだ若いんだから何でも似合う。俺がまだいたときは『俺みたいな長髪にしろ』って何度も言ってたんだよ」とコメント。ブルゴスは相変わらずブルゴスだった。
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