レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が、アトレティコ・マドリー戦に向けて意気込みを語った。クラブ公式サイトがコメントを伝えている。12日に行われるラ・リーガ第17節でアトレティコと対戦するマドリー。前節はソシエダとの上位対決を制してリーグ戦6連勝とし、1試合消化は多いが2位のセビージャと8ポイント差をつけて首位を独走している。
対するアトレティコは、前節はマジョルカ相手に2失点で敗戦。それでもアンチェロッティ監督は相手の特長である堅守とカウンターを警戒しており、インテリジェンスを持って戦うと意気込んだ。
「非常に難しい試合になるだろう。彼らのようなチームとの対戦では、デュエル、セットプレー、オープンスペースなど、いくつか重要なポイントが存在する。彼らのディフェンスは非常に堅いからだ」
「また、カウンターアタックも脅威だ。我々はしっかりと準備し、賢く戦わなければならない」
また、今季初となるマドリード・ダービーに向けて、プレーの質と献身性の双方が求められるとコメント。同時に、結果を残し続けるにはこの2つの要素がないと難しいとも主張した。
「サポーターと選手、クラブに関わる全員の間に大きなライバル意識がある。アトレティコはマドリーに勝ちたいと願い、マドリーもアトレティコに勝ちたいと思っている」
「プレーのクオリティと献身性はどちらも欠かせない。ダービーはメンタル的に非常に厳しい試合だ。精神面での献身性やモチベーション、平静を保つことが求められる。クオリティに関しては、相手の堅い守備をこじ開けるための創造性が必要だ」
「最も重要なのは良い選手を揃えることであり、それに加えて私のハードワークや選手のモチベーション、そして我々が採用するプレースタイルに彼らが納得することなのだ」
「選手たちは自分たちのプレーに対して安心感を持っている。ピッチ上でのクオリティと献身性がなければ、好調を維持することは難しい」
今年の年末にアトレティコを率いて10年目を迎えるシメオネ監督についても言及している。
「彼はアトレティコを欧州最高のクラブの一つとした。重要なタイトルを勝ち取り、今も完璧な形でそうしたことを成し遂げている。シメオネが実現していることは、全監督が求めることにほかならない。長い年月にわたって一クラブにとどまり、その印を刻み付ける……私もシメオネみたいな経験ができることを、長い間クラブにとどまることを願っている」
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