世界屈指の代理人として知られるジョルジュ・メンデス氏が、アトレティコ・マドリーに対してポルトガル代表FWジョアン・フェリックス(22)の今冬の売却を要求しているようだ。スペイン『AS』や同『El Larguero』が報じている。2019年にアトレティコのクラブ史上最高額となる1億2600万ユーロ(162億円)でベンフィカから加入したフェリックス。ここまで要所でその巨大なポテンシャルの一端を垣間見せているものの、在籍約2年半で88試合20ゴール11アシストの数字はその獲得費用に見合ったものではない。
今シーズンはここまで公式戦12試合に出場し、1ゴール2アシストを記録。バルセロナとのビッグマッチなどでは存在感を放ったが、現時点ではそのバルセロナから今夏に電撃復帰を果たしたフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンらとのポジション争いにおいて劣勢を強いられている。
こういった苦境を受け、フェリックスの代理人を務めるジョルジュ・メンデス氏は、22歳の顧客が後半終盤のわずかなプレータイムしか与えられなかった先日のバレンシア戦後にクラブに対して、今冬の移籍市場での売却を要求したようだ。
これに対して、アトレティコサイドは適正な金額のオファーさえ届けば、オファーを受け入れるとの返答を行った模様。また、アトレティコは7日に2位での決勝トーナメント進出を決めたチャンピオンズリーグ(CL)において、仮に敗退が決まっていた場合、資金調達のためにフェリックスを売却することを検討していたとの報道も出ている。
なお、メンデス氏とフェリックスの気持ちがアトレティコ退団に傾いている可能性はあるものの、現時点では具体的な新天地候補の名前は挙がっていない。
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