24日のリーガエスパニョーラ第20節、アトレティコ・マドリーは本拠地ビセンテ・カルデロンでのラージョ・バジェカーノ戦を3-1で制した。
勝ち点2差で4位につけるセビージャ、勝ち点3差の5位バレンシアの直月対決が控えるために、勝利の欲しいアトレティコ。超攻撃的サッカーを志向するパコ・へメス率いるラージョを相手に、序盤からボールを保持されたが、最終ラインの高さを突く形でグリーズマンが立て続け得点を記録する。
フランス代表FWはまず12分、最終ラインに位置するゼ・カストロのパスを奪い、GKトーニョとの1対1を制して先制点を記録。その10分後にはマンジュキッチが頭で後方に送ったボールから最終ラインを抜け出し、再度ラージョGKとの駆け引きに勝利してリーガ得点数を10に伸ばした。2点のリードを得たアトレティコだが35分、カクタの横パスをペナルティーエリア手前で受け取ったトラショラスに1点を返され、2-1で前半を終える。
後半もラージョがボールを保持し、アトレティコがカウンターを狙うという展開は変わらず。そして56分、アトレティコがカウンター同様に得意とするセットプレーから3点目を獲得。グリーズマンが蹴ったCKをホセ・ヒメネスとマヌーチョが争い、ラージョFWの頭に当たったボールが枠内に収まった。再びリードを広げたシメオネ監督はその後マンジュキッチ、アルダ・トゥランとの交代でフェルナンド・トーレス、ラウール・ガルシアを投入する。
カウンターを狙い続けるアトレティコは88分、最前線に位置するグリーズマンがドリブル突破を仕掛け、アブドゥライェらをかわしてシュートまで持ち込んだが、これは惜しくも右ポストに直撃。また91分には、グリーズマンのスルーパスからトーレスがペナルティーエリア内右に侵入するも、ボールを扱い切れずにトーニョの飛び出しに阻まれた。さらなる追加点こそ奪えなかったアトレティコだが、2点のリードのまま試合終了を迎えている。
連勝の3位アトレティコは、同日に勝利を収めていた首位レアル・マドリー(1試合未消化)との勝ち点4差、2位バルセロナとの3差を維持。また暫定ながらセビージャに勝ち点5差、バレンシアに6差をつけている。2試合ぶりに土をつけられたラージョは、勝ち点23で暫定10位に位置している。
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