3位アトレティコ・マドリー(勝ち点38)は18日、リーガエスパニョーラ第19節で最下位グラナダ(勝ち点14)を本拠地ビセンテ・カルデロンに迎え、2-0で快勝した。
アトレティコは前節バルセロナとの上位対決で完敗し、この試合前にヘタフェに勝利した首位レアル・マドリーとの勝ち点差が暫定7ポイントに広がった。ただ、3日前に行われたレアル・マドリーとのコパ・デル・レイではトーレスの2ゴールで引き分け、ベスト8への勝ち上がりを決めた。その試合のスタメンから5選手を変更。マンジュキッチやアルダ、ガビがスタメンに復帰し、トーレスが引き続き先発となった。
序盤はカパロス監督解任によるショック療法が効果を示したのか、グラナダの健闘が目立つ展開となる。両サイドハーフのイバニェスとラス・バングラが攻守に高い機能性を見せるグラナダは、10分にエル・アラビがヘディングシュートでGKモジャを脅かせば、14分にはピティのCKが直接バーを直撃するなど、アトレティコ相手に攻撃に転じる好勝負を演じて見せる。
それでも、20分を回る頃には地力に勝るアトレティコがポゼッションを高めていった。グラナダの集中力の高い守備の前になかなかシュートを打てないアトレティコだったが、33分にカウンターからPKを獲得する。左サイドからトーレスが上げたクロスを、ゴール前まで上がっていたゴディンがA・シッソコにボックス内で倒された。これをマンジュキッチがゴール右に決めてアトレティコが先制に成功する。
先制以降は敵陣でプレーし続けたアトレティコが主導権を握った。右サイドのアルダとファンフランのコンビで打開を図ったが、追加点は奪えずに1点のリードで前半を終えた。
後半も引き続きボールを保持したアトレティコは、58分にトーレスを下げてグリーズマンを投入。攻撃の強度を維持しにかかり、シュートにこそ持ち込めなかったものの、敵陣でのプレーを続けた。
グラナダを自陣に貼り付けるアトレティコは、70分にグリーズマンのボレーシュートがゴール右隅を捉えたが、GKオイエルの好守に阻まれる。さらに75分、グリーズマンの仕掛けからコケがコントロールシュートで追加点に迫った。
グリーズマンの投入で攻撃を活性化させたアトレティコは、試合終盤にかけてもペースを握る。83分にFKの流れからマリオ・スアレスがヘディングシュートで追加点に迫ると、88分に試合を決定付ける2点目を奪う。右サイドからアルダが入れたクロスを途中出場のラウール・ガルシアがヘディングで押し込んだ。そのまま2-0で快勝したアトレティコがレアル・マドリーとの4ポイント差を維持している。
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