かつてアトレティコ・マドリーを率いたアリーゴ・サッキ氏が、10月1日に行われるCLグループA第2節のアトレティコ・マドリーvsユベントスを展望した。イタリア『Tuttosport』がサッキ氏のコメントを伝えている。
ゾーンプレスの提唱者としても知られているサッキ氏は、1990年代後半に自身が率いたアトレティコと母国の絶対的王者であるユベントスの一戦を展望。まず、アトレティコについて以下ように自身の見解を示している。
「アトレティコは、戦術的に優れたチームだ。陣形をコンパクトに保ち、スペースを消すことに長けている。セカンドボールはほとんど彼らのものだ。これは、彼らが非常に組織的なチームであることを示している。アトレティコは常に戦い、彼らのセットプレーやカウンターは相手にとって非常に危険だ」
「ジエゴ・コスタがチェルシーに去ったとしても、戦い方は同じだ。ジエゴ・コスタは1人で何でもできるストライカーだが、マリオ・マンジュキッチはゴール前でより能力を発揮する。ただ、今年も彼らはベストプレイヤーを失ったので、ディエゴ・シメオネは新しいバランスを見つけるために少し時間を必要としているようだね」
次にユベントスに関しては、イタリア王者の実力を認めつつも積極的に戦うことを薦めている。
「ユーベが個々の能力においてアトレティコよりも優れていることに疑いはない。シメオネは(ティボ・)クルトワや、フィリペ・ルイス、ジエゴ・コスタといったキープレイヤーを失った。逆に、王者の座を保ったユーベは、(ロベルト・)ペレイラを獲得した。彼は偉大な選手のようだね」
「(マッシミリアーノ・)アッレグリへのアドバイス? アトレティコを困らせたいならば、戦い続けなければいけない。相手の武器を考えながら攻撃する必要がある。ユーベは、アトレティコのようにプレスをかけて、アグレッシブに試合を進めなければいけないだろう」
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