アトレティコ、レバンテ相手に今季最低の試合

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この日のビセンテ・カルデロンは先週末に首位のバルサをアウェーで叩いた事で多くのファンがやってきた。だが、アトレティコファンが、今日のレバンテ戦が対バルサ戦よりも厳しいと気付くのにあまり時間は掛からなかった。しかも、前半17分から一人少ないチームを相手にしていたのにも拘らず、である。

開始早々の4分、17分と立て続けにイエローカードを貰ったクレブラスが退場。しかし、現役時代はアトレティコの選手だった事もあるシュスター率いるレバンテは一人少ない事も感じさせずに相手と同じくらいのチャンスを作った。アトレティコの選手の中で、前線で脅威となっていたのはフェルナンド・トーレス唯一人だけだった。その彼もゴール前に塞がったレバンテDF陣を崩す事はできなかった。

観客からの野次などに顔を歪めていたセサル・フェランド監督は前半途中でコルサを下げ、ヌニェスを投入。数的優位を活かそうと前線に人を割いた。そのヌニェスも前半終了間際にイバガサのパスからシュートを放つもレバンテGKのモラに止められゴールを決める事は出来ない。

後半に入るとフェランド監督はホルヘに代えてサルバをピッチに送り込み、局面を打開しようとした。だが、結果としてサルバも目立った仕事は何もできなかった。そして最後まで点は入らないまま試合終了。アトレティコは今季初の3連勝を自分達の手で逃してしまった。レバンテは一人少ないという言い訳はあるが、この日の両チームのプレーは最悪だった。

試合後、フェランド監督は「あの時間帯でコルサを代えた事は間違いではない。何か手を打つ必要があったから彼を代えた。だが、最後までリズムに乗れなかった。コントロール、パスなど全てにおいてミスが目立った。そこが問題だった」と語った。

対するシュスター監督は「早い時間に選手が一人退場となってしまったが、逆にそのお陰で集中力は増した。引き分けは妥当な結果だろう。だが、たった一回のプレーであそこまでカードを出す審判は初めて見たよ」と、結果には満足しているようだったが、審判への皮肉も忘れなかった。

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