アトレティコ・マドリーは30日、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝セカンドレグでチェルシーに敵地で3-1と勝利し、決勝進出を果たした。ディエゴ・シメオネ監督は、ファイナルに有利不利はないと話している。
敵地での大一番で見事な勝利を収め、40年ぶりとなるファイナルに駒を進めたアトレティコ。決勝の相手は、同じマドリッドを本拠地とするレアル・マドリーだ。史上初となるダービーファイナルである。シメオネ監督は決勝に向けて、次のように話した。
「有利か不利かなど考えない。我々はリーガの対戦相手であり、互いのことを知っている。レアル・マドリーは強大なチームであり、このような状況に慣れているね。だが我々は、期待と長年の辛抱によって、この決勝までたどり着いたんだ」
アトレティコの躍進でシメオネ監督の評価は高まるばかりだ。世界最高の指揮官という声もあるが、シメオネ監督本人はこのように強調している。
「そのようなことを考えているときではない。我々は現実を生き、(リーグ次節の)レバンテ戦のことを考えなくてはならないんだ。選手たちが力を振り絞ってくれたことに感謝しなければいけない。彼らがいなければ、このような状況を迎えることはあり得なかった」
「戦術とフィジカルのどちらがより重要か? すべてをバランスよくすることが必要だ。フィジカルが良くても、戦術がダメならうまくいかない。走るだけでも、戦術が良いだけでもダメなんだよ。気持ちも必要不可欠だし、それらすべてで今があるんだ。それから、選手たちの母親に感謝したい。素晴らしい根性を持った彼らを生んでくれたことをね」
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