アトレティコ・マドリーは28日にラ・リーガ第11節、敵地シウター・デ・バレンシアでのレバンテ戦に臨み、2-2で引き分けた。
この試合の主役となったのはレフェリングだった。FWアントワーヌ・グリーズマンのゴールで先制したアトレティコは、FWルイス・スアレスが献上したPKで1-1に追いつかれて前半を終え、迎えた後半には途中出場FWマテウス・クーニャが勝ち越し弾を決めた。
しかし80分、アトレティコはシメオネ監督が2回目の抗議により2枚目のイエローカードを受けて退席処分に。テクニカルエリアで動き回り、叫び続けるを闘将を失うと、86分にはペナルティーエリア内でのDFロディのハンドを取られて、またもPKを献上。このPKが、あまりに疑わしい判定だった。ロディはすぐ前方のMFホルヘ・デ・フルトスが右足で合わせ損ねたボールに不可避で触れていた。が、パブロ・ゴンサレス・フエルテス主審はVARのモニターを確認してPKを指示し、MFエニス・バルディに再びPKを決められて引き分けた。
試合後のシメオネ監督は、やはり納得がいかない様子。普段はレフェリングへの不満を口にしないアルゼンチン人指揮官だが今回ばかりは違い、諦観にも近い言葉を口にしている。
「ロディのPKについて? 私はどんな解釈もしない。私たちはチームとして進歩していかなくては。私たちは審判の決定を言い訳にすることができない。ジョアン・フェリックスが200回蹴られようが言い訳をしてはいけない。私たちは努力をして、自分たちだけで強くならないといけない。すべての試合でゴールを決められるチームをつくっていきたい」
「ピッチ内で審判がすることは、彼自身が理解をしていることだ。あなたたち(報道陣)は競技規則や意見を言うためにいるんだろう。私が何を意見しようが変わらない。私に話をさせないでくれ。私たちはPKを言い訳にできない。ジョアンに対するファウルも、イエローカードを提示されていくことも」
「チームは攻撃でよりダイナミズムだった。しかしピッチ上で起こった出来事の影響を受けてしまった。もし審判がPKを指示したならば、それは絶対にPKだったんだよ」
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