1a Divsion. Jornada 21

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Atlético de Madrid 3-1 Albacete

Atlético de Madrid
Leo Franco;
Velasco, Perea, Pablo, Antonio López;
Ibagaza, Colsa (Raúl Medina m. 90), Luccin, Gronkjaer (Núñez m. 75);
Salva (Jorge m.60) y Fernando Torres.

Albacete
Gaspercic;
Oscar Montiel, Buades, Rubén, Peña;
Redondo (Olivera m.52), Alvaro (David Sánchez m.46), Viaud, Momo;
Pacheco y Francisco (Rubén Castro m.78).

Goles
0-1: m.11, Francisco
1-1: m.19, Fernando Torres, de penalti.
2-1: m.28, Ibagaza
3-1: m.44, Pablo Ibáñez


Atlético de Madrid: Luccin (m.45), Ibagaza (m.90)
Albacete: Buades (m. 38), David Sánchez (m.55)

Árbitro: Evaristo Puentes Leira (colegio gallego)
Estadio: Vicente Calderón
Espectadores: 40.000


アトレティコ・マドリーは、ホームにアルバセテを迎えて第21節の試合を戦った。
昨年の12月19日にホームでデポルティボに勝利して以来、1カ月以上も勝利を挙げていないアトレティコ。ここ最近では、中盤が多くのチャンスを作るものの最後の最後でゴールを挙げることのできないエース、F・トーレスに地元メディアやサポーターからの非難が集中していた。
また、第20節終了時点で11位という順位は、来季UEFA杯出場権獲得(6位以上)を目指すアトレティコにとっては問題外の順位である。エースのゴールによって約1カ月ぶりの勝利を挙げ、少しでも順位を挽回することが、この試合のアトレティコイレブンに求められる課題であった。

試合開始と同時に、ホームの勢いに乗って積極的に攻撃を仕掛けるアトレティコ。前半9分にF・トーレスがゴール左へわずかに外れるシュートを放つと、スタジアムは「この勢いで先制点を!」と活気づく。
しかし、その直後の前半10分。アトレティコは、信じられない形で先制点をアルバセテに献上してしまう。アトレティコの右CKからこぼれたボールをアルバセテが拾い、自陣中ほどにいたFWフランシスコへと送る。そこからフランシスコが勢いあるドリブルで一気にアトレティコ陣内に突入。センターサークル付近ですぐに追いついたアトレティコCBペレアがボールを奪う間合いを計ろうとしたその瞬間、フランシスコは長距離のロビングシュートを放った。そのボールはこぼれ球に対応するために前に出ていたGKレオ・フランコの頭上を越えてゴールに吸い込まれた。

「さぁ、これから」という時に先制点を奪われたアトレティコにとって、1カ月間勝利がないことが重くのしかかるかに思われた。しかし、アトレティコはその重圧を払いのけるかのごとく懸命に攻撃を仕掛けていく。

終始アルバセテ陣内でボールを動かし続けていたアトレティコは、前半18分にMFコルサがアルバセテのペナルティーエリア内でファウルをもらい、PKを得る。キッカーはもちろん、F・トーレス。これをF・トーレスは冷静にゴール左上に決め、アトレティコが同点に追いつく。

ここからは、アトレティコが「同点にした安堵感」を積極性に変えて、試合の主導権を完全に握る。
前半28分、久しぶりに攻勢に出たアルバセテがアトレティコのペナルティーエリアに近づくも、ボールは力なくGKレオ・フランコの下へ。この瞬間、アトレティコの左サイドではグロンケアがボールを呼びながら走り出していた。レオ・フランコがすぐさまパスを送ると、グロンケアは一気にドリブルで敵陣深くまで駆け上がり、低いクロスを放つ。それを、右サイドから駆け込んできたイバガサがきれいに流し込み、アトレティコが待望の勝ち越しゴールを奪った。
その後も前半44分にパブロのヘッドで3点目を奪ったアトレティコはアルバセテに付け入るスキを与えずに危なげなく勝利を手にした。

この試合で、試合前の課題を達成したアトレティコ。後半の中ほどからは、先日チームに入団したばかりのウルグアイ代表ヌニェスが登場しスタジアムが盛り上がるなど、今後を期待させる試合内容であった。
シーズン開幕当初からの堅固な守備陣は相変わらず安定しており、さらに“サイド問題”と呼ばれていた両サイドハーフの獲得(グロンケアとヌニェスの入団)に成功したアトレティコが上昇するために残されたことは“FWの爆発”に絞られた感がある。この日、PKでゴールを挙げたエース、F・トーレスには今後、流れの中からゴールを奪うことを期待したいところだ。

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