11日のコパ・デル・レイ準決勝2ndレグ、アトレティコ・マドリーは本拠地ビセンテ・カルデロンにレアル・マドリーを迎える。前日会見に出席したディエゴ・シメオネ監督は、逆転での決勝進出が可能との考えを口にしている。
スペイン『アス』がアルゼンチン人指揮官のコメントを伝えた。
「ここまで歩んできた道を進み続けていく。難しいノックアウトラウンドとなったが、我々にとって意義のある形で戦いに臨む。不可能など存在しないんだ。多くの人々が観戦することを願っている。美しい試合だからね」
審判の騒動について問われると、次のように返答している。
「我々はパフォーマンスの改善だけに集中しなければならない。マドリーとバルサに抜き返されはしたが、我々は一度首位に立ったんだ。それは、ここまで成し遂げてきた仕事の成果にほかならない。審判を批判することはなく、自分のことだけに集中させてもらうよ。そのようなエピソードのために君たち(報道陣)がいるはずだ。あなたたちは批評をすることで給料を受け取っている」
「相手にとって不快なチームになる」ことを目標としてきたシメオネ監督だが、それは達成されているのだろうか。
「我々は不快なチームだと思う。私はアトレティコが不快なチームとなることを望むと常々口にしてきたが、現にそうあり続けている。何に対しても言い訳を探すべきではない。我々は一枚岩となり、仕事に励み続ける必要がある」
「私はこのチームが、誰に対しても不快な存在であることを望んでいる。リーガ第23節の段階で、3位のチームが現在のような位置で争い続けている。それはこのリーグで、長い間起こり得なかったことだ。選手たち、クラブ、ファンには、言い訳を探さすことなく仕事だけに励むことを求めたい。それ以外のことは集中を妨げ、競争に臨むという唯一の目標から注意を逸らすことになる」
FWジエゴ・コスタ、MFジエゴについても触れている。
「コスタは並外れた時期を過ごしている。多くのゴールを記録してゴールデンシュー(欧州得点王)を争っており、スペイン代表としての経験も役立つはずだ。現在のようなレベルを維持するのは難しく、良くない試合があることは当たり前だろう」
「2年前のジエゴは、現在のようなシステムでプレーしていなかった。しかしながら、我々が最高のレベルで競争し続けるための助けとなるだろう。チームにとっての助けとなること、彼が期待に応えることを願っている」
アトレティコが適切な評価を受けていないという意見には、こう返した。
「私は評価されていると思う。だがサッカーでは経過ではなく、どのようにシーズンを終えたのかが重要となる。そのことについては、何かしらのタイトルを獲得するか、首位と勝ち点20差をつけられた後に話をしよう」
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